元・都議会議員失踪。選挙で騙された候補者とコピーライター。

今週末は参院選。

駅前での街頭演説などなど、なかなか盛り上がってきています。

ちなみに私は聖蹟桜ヶ丘で山本太郎、海老名で三原じゅん子を見かけました。

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東京の選挙掲示板に貼られたポスターを見ると、みんなあの手この手で目立とうとしているおかげで、かえってなにもしない正統派のポスターの方が品位があり、引き立って見えるという、残念なことになっています。

そんな選挙ポスターやチラシ、リーフレットなども、広告代理店やプロダクションで制作しています。

この人が撮影すれば絶対当選するというカメラマン(たぶん今もいると思います)がいたり、選挙が得意なコピーライターもいます。

私も何回か選挙の仕事をしたことがあるのですが、十数年前に、詐欺っぽい仕事に関わって以来、避けて通ってきました。

 

2001年・第19回参議院選挙にて。

当日勤めていた神田の広告代理店に、元・都議会議員が訪ねてきました。
元といっても30代前半くらいの若い人だったのですが、自分が推薦する候補者のポスターやチラシを作って欲しいとのことでした。

「自由連合公認で立候補させるのだけれど、自由連合に任せるといいものができない。餅は餅屋、広告は広告代理店に頼みたい」

というわけで、元・都議会議員プロデュースで、候補者のプロモーションをすることになりました。

数日後、元・都議会議から「党に話を通したので紹介させて欲しい」といわれ、党本部へ一緒に挨拶にいくことに。

当時、自由連合の党首は徳洲会理事長の徳田虎雄。猪瀬直樹・東京都知事へ5000万円提供した人です。

さすがに党首は出てきませんでしたが、当時、自由連合唯一の国会議員だった石井一二幹事長が出てきました。

名刺交換とともに握手。政治家はみんな、握手してきます。

広告代理店だといったら「仕事が欲しいのか。看板だったらあるかも知れないなぁ」と、なんだか売り込みに来た業者扱い。

結局、元・都議会議員はまったく自由連合に話をしていなかったようなのですが、「後でちゃんと話を通しておくから大丈夫だ」というので、告示までの時間も迫っていたこともあり、仕事を進めることになりました。

元・都議会議員がどこかから連れてきたカメラマンとスタイリストを使って撮影し、ポスターとチラシとリーフレットを作成。

何度かやりとりをして、最終OK待ちだったのですが、いつまで待ってもまったく返事が返ってきません。

そこで選挙事務所に電話をすると、候補者の代理人という人が電話に出て、なぜか詐欺師呼ばわりされてしまいます。

候補者の代理人(候補者の親戚だったのですが)のいうところによると、元・都議会議員は、自由連合の公認を取ったあと、事務所開設から選挙スタッフ、選挙演説用の車まで、お金を出せとしかいってこない。

大船に乗ったつもりで全部任せろといっていたのに、お金がかかることばかりいってくるので、元・都議会議員は出入禁止にしたそうです。

その直後に元・都議会議員が手配した広告代理店から電話がかかってきたので、元・都議会議員と結託して、お金を巻き上げようとしているのではないかと思われたらしい。

ポスター・チラシ・リーフレットを途中まで作っていて、うちも途中で仕事が止まって困っていると告げると、お互いに被害者だということは分かってもらえました。

でも、さすがに仕事は続けられません。

話し合いの末、これ以上すすめて傷口を広げるよりは辞退することに。

ところがスケジュールがギリギリ、もう間に合わないということで、仕方がないのでポスター、チラシ、リーフレットを印刷・納品し選挙戦へ。

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結果は惨敗。

同じ選挙区からは、現千葉県知事の森田健作が立候補していたので、そもそも勝てるわけがない。というのは誰もが分かっていたのですが、誰も口にする人はいませんでした。供託金も帰ってこず。

そして広告費。

お金をいっぱい持っている徳洲会がバックについている自由連合公認だったので、自由連合を通して作っていれば自由連合持ちだったのですが、自由連合外の広告代理店に出してしまったがために、自由連合管理外ということで、候補者自己負担。

請求額100万円。

元・都議会議員の口車の乗って立候補したおかげで、たいして名前が売れることもなく、借金だけを背負うことになってしまいました。

元・都議会議員は失踪。

候補者を会社に呼び出して、支払いの相談。

彼女は、科学者でピアニストでシングルマザーという、なかなか変わった経歴の持ち主だったのですが、100万円なんてとても払えない状態でした。

いろいろと話し合いの結果、月に1万円の100回払いということで決着。それでもしょっちゅう滞っていました。

自由連合の名前を出しましたが、自由連合が悪いわけではなく、候補者もいわれるがまま、説得されるがままに、シングルマザーとして世の中を良くしようと思って立候補しただけ。

元・都議会議員は本当にクズ野郎だったのですが、その後行方知れず。残念ながら名前を忘れてしまいました。

 

まとめ

早くも桝添問題はどこへやら。参院選より都知事選の方が気になりますが、そもそも政治家なんて、みんな人としてクズばかり(友人の元・市議会議員:談)らしく、誰がなっても、いい国になるとは思えないのが悲しいところ。

マニフェストや公約も、本人が書いているわけではない。

当選してしまえば、あとはどうでも良いわけで、愚民を騙す見栄えの良い公約は、コピーライターが書いている・・・。

というのは、ここだけの都市伝説にしておいてください。

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