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コピーライター&グラフィックデザイナー、クリエイターの生態と実態

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コピーライターは常に文章を磨き、グラフィックデザイナーは常にデザインを磨く。

クリエイターは日々そんな毎日を過ごしていると思われがちですが、実は本当にそんな毎日を過ごしています。

まともにやっていたら、やってられません。

だから、クリエイターはみんな、まともじゃありません。

どれくらいまともじゃないかを、広告制作の現場からレポートします。

 

Contents

仕事を休んだら死んでしまう。

早くて終電。

毎日徹夜。

寝袋を持って会社に泊まる。

土日出勤は当たり前。

 

大手広告代理店の制作でも、いまだにそんな仕事の仕方をしています。

私がいまクリエイティブディレクターを努めている広告代理店では、パフォーマンスが落ちるだけなので、徹夜はさせないようにしていますが。

当然早く帰りたいのですが、基本は早く帰れません。

とはいえ、年に数日は早く帰れる日もあります。

ところが早く帰るのが怖いから、みんなダラダラ終電まで仕事をやめない。

休日も、2日を超える長期休暇が恐い。

 

仕事を休まない理由のひとつは、毎日休み無しで走り続けていると、一度止まって、もう一度走りだすのがしんどくなるから。

スピードに乗っている自転車を、ブレーキをかけてストップして、もう一度こぎだすときに、いままでの何倍ものエネルギーが必要になります。

クリエイティブの仕事も、一度思考を止めてしまうと、もう一度動き出すまでに今まで以上のエネルギーが必要になるのが分かっているから、とりあえず走り続けてしまうのです。

仲畑貴志ですら、一度長期休暇をとって海外に行ったら、頭の中がからっぽになって、しばらくコピーが書けなかったと話していました。

常に混沌としながら走り続けているのが、クリエイターのニュートラルな状態なのです。

だからスポーツが趣味のコピーライター、グラフィックデザイナーって信用できません。

つねに走り続けているクリエイターに、仕事以外で走る余裕なんてまったくないのです。

 

仕事を休まないもうひとつの理由。

休むと仕事がなくなるから。

長期休暇をとっている最中に仕事が動くと、他の人が代わりにやることになります。

そして、そのまま代わりの人に仕事が流れていってしまう。

フリーにとっては大切なクライアントを失うことにも繋がりかねないので、長期休暇をとりたがりません(今はそうでもないようですが)。

制作会社に勤めていても、コピーライターが何十人もいるような大所帯の会社になると、良い仕事の取り合いです。自分の仕事を守るために、他の人が働いているときは絶対に休まない。

私も制作会社に勤めているときは、夏休みをとったことがありません。

文句をいいながらも、大晦日まで仕事をしていることを誇らしげに語るクリエイターもいます。

クリエイターはみんな、仕事を休むのが怖い病にかかっているのです。

長期休暇とったら仕事がなくなるなんて、そんなわけないと思うかもしれません。

ところが・・・

 

私は新婚旅行で、一度だけ長期休暇を取りました。

もちろん“長期休暇を取るのは嫌だから新婚旅行は行かない”といっていたのですが、上司だったクリエイティブディレクターの、“一生奥さんに恨みごとを言われ続けるようになるから、新婚旅行だけは行っておいたほうがいい。”

という言葉に甘えて、1週間休みをもらいました。

で、出社すると、私のメインのクライアントが、休んでいる間に他社に価格競争で負けて消滅。

価格の問題なので、休んでいなくてもどうしようもなかったのですが、年に2回出向していた超メインクライアントだったので、かなり凹みました。

以来、40歳を過ぎてクリエイティブディレクターになって、すべての仕事をコントロールできるようになるまで、“長期休暇は取らない”が、私の仕事の決まり事になっていました。

いまの職場でも、“早く帰れ”といっても誰も聞く耳持たず、みんなダラダラと遅い時間まで仕事を続けています。

徹夜するなっていってるのに、勝手に徹夜するし。

おかげで私は早く帰りたいのに、ちっとも早く帰ることができません。

 

お酒がないと死んでしまう。

お酒を飲まないクリエイターなんて、クリエイターじゃありません。

みんな飲みます。

体質的に飲めない人もいますが。

以前勤めていたプロダクションでは、18時になると引き出しの中からお酒を出して飲みながら仕事をしたり、とりあえず飲みに行って、22時頃戻ってきて、朝まで仕事をするなんていうのが当たり前の毎日でした。

デザイナーはみんなアル中だから、お酒を飲まないと手が震えちゃって、まっすぐに線が引けないから飲む。

コピーライターはお酒を飲むと良いキャッチが浮かぶ、なんていうワケがないのに、原稿用紙とペンを脇において、アイデア出しという名目で飲む。

打ち合わせに行く際は、いつでも飲めるようにスキットル(アルコールを入れる携帯用の水筒)に入れたウイスキーをポケットに忍ばせておく。

クライアント先に打ち合わせに行くのに、二日酔いでお酒臭いので、モンダミンを原液で飲む。

のむねるはたらく。

これがリアルなクリエイターの365日です。

 

健康診断を受けたら死んでしまう。

会社で健康診断を受けさせられるプロダクションもありますが、誰も受けたがりません。

どうせ病気が見つかるだけ。

それで入院なんてことになったら、長期間仕事を休むことになって復帰できなくなってしまう。

それでも強制的に受けさせられると、ろくでもない数値が出てきます。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍は当たりまえ。

尿酸値9でいつ痛風になってもおかしくなかったり、一緒に組んでいたアル中グラフィックデザイナーのS氏はγGTPが10000を超えていました。

入院患者でもこんな数字見たことないと言われたそうなのですが、笑って酒を飲み続けていました。

この人、絶対に肝臓いかれて死ぬ。と思ってました。

そのグラフィックデザイナーのS氏、5年くらい音信不通になっていたのですが、秋葉原の駅のホームで偶然再会。

「佐藤くん、オレ頭やられちゃって入院してたんだよ。」

肝臓をやられる前に、頭がおかしくなってしまったそうです。

 

結論

コピーライター&グラフィックデザイナーは、頭がおかしくなければできない仕事です。

まともな人は、考え直しましょう。

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