映画デートは時間のムダ。失敗間違いなしの映画選び ワースト5。
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初デートは映画がおすすめってホント?
映画デートのメリット
誘いやすい。
予定を立てやすい。
長時間、隣にいられる。
あまり会話をしなくて良い。
ということで、初デートにおすすめの映画。
でもちょっと待った。
映画デートって、実は意外とハードルが高いのです。
「ときめきメモリアル」でも、映画館に誘って、見に行く映画のジャンルを間違えるとハートが増えてくれませんよね。
一般的な映画デートの失敗の理由
映画がつまらなかった。
相手との趣味が合わなかった。
R指定で気まずくなった。
うっかりネタバレしちゃった。
となりのおっさんのポップコーンを食べる音がうるさかった。
途中でトイレに行きたくなって映画にも相手にも集中できなかった。
などなど、映画デートには思わぬところにトラップがいっぱいなのです。
失敗だらけの映画選び実践編
私は初デートに映画を見に行くと、100%失敗しています。
女性と映画の話をしていて、
「私、この映画見たい」
「じゃあ、一緒に見に行こうか」
というごく自然の流れで、しかも相手からの誘いで映画を見に行ったにも関わらず失敗します。
というわけで、女性と一緒に見に行って失敗した映画ワースト5を紹介します。
5位:ゴースト/ニューヨークの幻
“死んだ恋人が幽霊になって助けてくれる”という、トンデモ設定のB級映画。
なのに、デミ・ムーアの可愛らしさと主題歌の「アンチェインド・メロディ」のおかげで、びっくりするくらい大ヒットしてしまいました。
私は2人の友人(男)に別々に誘われて、2回も映画館に見に行きました。
その後、さらに知人の女性に誘われ、さすがに3度目なので断ったのですが、評判が良いからどうしても見たいというので、しかたなく一緒に見ることに。
私は、まあまあよくできたメロドラマだと思っていたので、3回見てもそれなりに楽しめましたが、一緒に見に行った女性はなぜか超激怒。
どうやら、死んだ彼氏がラストシーンで「愛してる」っていったのが気に食わないらしい。
死んじゃった彼氏に「愛してる」なんて言われたら、新しい人生に踏み出せない。女の気持ちを考えていない。
その後一緒に飲みに行ったのですが、ずっと怒ってました。
ただただ面倒くさかったです。
4位:道
ジュリエッタ・マシーナの神がかった演技。
ニーノ・ロータの哀しい調べ。
そして名優アンソニー・クインが慟哭するラストシーン。
私が愛してやまないフェリーニの名作。
ビデオでは何度も見ていたのですが、ずーっとスクリーンで見たくて、横浜の名画座「ジャック&ベティ」で上映するのを知って、当時結婚したばかりだった妻を誘って二人で観に行きました。
映画館は、おっさんが一人だけのほぼ貸切状態。
すっかり名画を堪能することができました。
で、見終わって映画館を出て、妻に感想を聞くと、
「よくわかんなかった」
と言われました。
名画は一人で愉しむものだということを学びました。
3位:シャタラー
中学校の時の同級生だった女性とばったり本屋で会って、話が弾んで、その女性が吉川晃司が好きだっていう話から、ちょうどいま映画やってるよねっていう話になって、見に行く約束をしたのが、吉川晃司主演の「シャタラー」。
「すかんぴんウォーク」「ユー・ガッタ・チャンス」「テイク・イット・イージー」という民川裕司3部作を経て、吉川晃司主演4作目となる「シャタラー」は、吉川晃司がヘリからぶら下がるアクションシーンが話題になった、日伊合作のハードボイルド作品でした。
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「つまらなかったね」
「吉川よりイタリア人の方がカッコよかったね」
「ヘリにぶら下がってたの、どう見ても人形だったよね」
あとは、まったく覚えていません。
以来28年、彼女と一度も会っていません。
2位:ロシアハウス
映画好き、ショーン・コネリー好きの女性たっての願いで一緒に見に行きました。
原作が「寒い国から帰ってきたスパイ」を書いたョン・ル・カレだということもあり、つまらなくはないだろうと思っていたのですが、私はそもそもサスペンス映画がキライなので、何度もお断りさせていただきました。
でも、「ショーン・コネリーが出てるだけで見る価値あるでしょ」といわれ、それもそうだなぁと言いくるめられてしまいました。
ネットで調べると、評価はそんなに悪くないです。
今見たら面白いかも知れません。
でも、20歳そこそこの若者に、ストーリーがあまりに渋すぎでした。
途中で寝ました。
映画を観て寝たのは、この映画とケイン・コスギ主演の「兜 KABUTO」だけ。
映画を見終わった後で女性から、
「本当にゴメンナサイ」
と平謝りされました。
途中で寝たにも関わらず、ものすごい疲労感でした。
1位:ラストエンペラー
これは書くまでもなく、女性と観る映画ではないですよね。
でもこの映画が、私の初映画デート作品。
一緒に見に行ったのは、かなり賢くてアカデミックな女性だったのですが、やっぱり無理だった。
劇場から出た瞬間、お互いに顔を見合わせ、「ハ〜ッ」とため息。
「喫茶店でお茶しようか」と誘ったのですが、「疲れたから帰ろう」と言われました。
ホッとしました。
ドラマティックな状態に長時間置かれると、ドラマティックなことが面倒になる。
「恋の吊り橋理論」と逆の効果があるようです。
結論:映画は一人で見に行こう。