ファミマとドンキが業務提携。コンビニエンスストアで生活はどう変わっていくのか。
ファミリーマートがサークルKサンクスを合併し、国内のシェアがセブンイレブンに肉薄。
ローソンは神奈川に拠点をおくスリーエフを合併したものの、12557軒と遠く及ばず、他のコンビニチェーン店をすべて吸収しても上位2ブランドに追いつくことはできなくなりました。
ということで、コカコーラとペプシのコーラ戦争のようになってきた、コンビニの覇権争い。
とはいえ、国内での比較ではファミリーマートが猛追していますが、海外のシェアでは桁違い。
さらにセブンイレブンにはグループ企業として、イトーヨーカ堂、そごう・西武、さらにはセブン銀行、ぴあ、赤ちゃん本舗といった、生活サポート企業が揃っています。
一方ファミリーマートは、ユニー(アピタ・ピアゴ)という落ち目のショッピングセンターがグループだったのですが、8月24日、ドンキホーテと業務提携。
新機軸の店舗やサービスを提供することで、セブンイレブンを追い詰めることはできるのでしょうか。
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コンビニエンスストアは本当にコンビニエンス(=便利)なのか。
朝:朝食とドリンクを購入。
昼:昼食とドリンクを購入。
夜:アルコールとおつまみを購入。
と、一日最低3度は利用されているコンビニエンスストア(自分調べ)。
最近では立ち読みができなくなったので頻度は減りましたが、ぶらっと入って何も買わずに出てくることも少なくありません。
ATMから荷物の発送・受取、マスク、絆創膏、胃腸薬、ティッシュペーパー、文房具まで、生活に必要なモノやコトのほとんどをコンビニエンスストアでまかなうことができます。
かつては食料品を中心に割高感がありましたが、最近ではPB(プライベートブランド)商品の開発によってコストパフォーマンスの高い商品も生まれ、そのコンビニエンス度は増すばかり。
生活のハブ(拠点)として欠かせないモノとなっているのは、誰もが実感しているところではないでしょうか。
コンビニエンスストア、店舗乱立。
そんなコンビニエンスストアですが、私の生活圏内(自宅&職場・徒歩5分以内)には、2件のファミリーマート、2件のセブンイレブン、1件のローソンがあります。
さらに10分圏内まで拡大すると、その数は倍になります。
近所に空き地ができたかと思うと、しばらくしたらコンビニが建っています。
かつては空き地ができたかと思うと、パチンコ屋が建っていたものですが。
そこまでたくさんなくても困らないのに、陣取り合戦のごとく、店舗は続々と増え続けています。
そんな店舗乱立を可能にしているのが、フランチャイズ・システム。
数百万円の初期費用で独立・開業ができて、開店から運営までを全面サポートしてくれる。
しかも大看板を借りて営業できるので、余計な広告費を掛けることなく集客できる。
というメリットがいっぱいなのですが、もちろん手数料を払う必要があります。
セブンイレブンは最大45%、ファミマは300万円以下の部分 59%、300万1円以上、450万円以下の部分 52%、450万1円以上の部分 49%、ローソンも総荒利益の金額に応じて21%〜41%を掛けた金額を本部フィーとして支払う必要があります(契約タイプによって多少異なります)。
総収入最低保証や様々な助成金、支援金もありますが、立地によってはかなり集客が苦しい店舗も少なくありません。人が集まる場所にはどこにいっても数件のコンビニがあって、市場はかなり飽和状態。
さらに大きな問題となっているのがアルバイトの確保。そもそも少子高齢化で労働者が減っている上に、コンビニのバイトは複雑で時給が安い。ということで外国人労働者も増えていますが、その管理も大変。
コンビニの覇権争いが激化しているとはいえ、さすがに店舗が増えすぎ。
昨日も久々に車で買い物に行ったら、知らないうちに新しいコンビニができていました。
コンビニエンスストアは食生活を堕落させるのか。
生活に欠かせないコンビニエンスストアなのですが、最近利用をちょっと制限しています。
というのも、安心して食べられる食品が、一切売っていないから。
亜硝酸塩(ナトリウム)、合成甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK)、タール色素(合成着色料)、安息香酸Na、ソルビン酸、ソルビン酸K(カリウム)、グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等)、トランス脂肪酸…。
コンビニで売っている食品の成分を見ると、身体に悪いと言われている、ありとあらゆる食品添加物を、そこに見つけることができます。とはいえ厚生労働省の基準はクリアしているので、今のところ国の安全は担保しているのですが。
結婚率の減少や高齢化で一人暮らしの寂しい世帯が増えるとともに、孤食(一人で食事をすること)が増え、どのコンビニエンスストアも、中食(家庭外で調理された食品を、購入して持ち帰るあるいは配達等によって、家庭内で食べる食事の形態〈wiki〉)に力を入れ始めています。
親から料理を教わらず、料理ができない若者だらけ。その親も年を取って料理をつくる手間が省ける中食に頼り、働き盛りの人たちも晩婚のおかげで孤食が増加。コンビニの需要が絶対的に拡大していくことは確定路線です。傷みにくくてコストが押さえられる、添加物だらけの疑似食品が、食卓を席巻していくことになる。
不妊症、ガン、白血病、うつ症状、頭痛、記憶障害、めまい、食欲不振、肝疾患、肝臓・腎臓への悪影響、脳腫瘍、リンパ腫、胎児に悪影響、免疫障害、成長不順、腎臓肥大、注意欠陥、多動性障害、不眠症、アルツハイマー、パーキンソン病、知能障害、動脈硬化、心臓病、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎…。
これ、全部食品添加物によるリスクです。
いまはまだ何にも問題になっていませんが、これからコンビニを通じて人体実験が進み、数十年後には大きな社会問題になっているかもしれません。
便利には、それなりの対価が必要。
コンビニは確かに便利。ですが、経営するにはビジネス・スキルを磨く労力が必要ですし、食事をつくる手間を省くなら「健康」を犠牲にしなければいけません。
さらに安かろう・悪かろうで、偏差値の低い若者に大人気のドンキホーテがファミマとコラボしようものなら、さらに商品の信頼性は低下の一途。
便利には、リスクがつきもの。
それでもコンビニは増え続け、利用者も増え続けるのは、もう誰に求められません。
コンビニやめますか? それとも・・・