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2019年も、元旦はおせち料理から。その由来は神様にお供えした祝儀料理。

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来年のことを言えば鬼が笑う

将来のことなど予測できるわけがないのだから、あれこれ言ってみてもはじまらないという例えですが、おせちを用意する必要があるということは、毎年予測できますよね。

我が家では、妻が料理下手な上に、面倒くさがって、まともなおせち料理が出てきた試しがありません。
正月の食卓に並ぶのは、前日スーパーで買った残り物の伊達巻きとかまぼこときんとんとお雑煮だけ。

でもお雑煮が大好きなので、さほど不満はありませんでした。
ちなみに、なんでお雑煮って、あんなに美味しいのに、お正月しか食べれないのでしょうか。

そんなわけで、20年近く本格的なおせちと無縁だったため、ちょっと本格的な正月を演出してみようかと思い立ち、数年前にネットで注文をしてみることにしました。
とはいえそんなに高い物は買うつもりもなく、4人家族ではありますが、1万円くらいの物で良いかと探していると、かなり豪華なおせちが、数量限定1円で出品中。
前の年に、中身がスカスカのおせちが世間を賑わせ、大問題になったこともあって、さすがに中身はちゃんとしているだろうと思っていたのですが、どうせよくある釣りの商品で、注文したら品切れになっていて、他の商品をすすめてくるんじゃないかと思っていました。
ショップの評価も低かったこともあってちょっと躊躇したものの、どうせ注文できないだろうし、1円ならいいやと思って、購入ボタンをポチッ。

すんなり購入できてしまいました。

そんなわけないと思っていたら、やっぱりそんなことはなくて、どうやら間違って注文を受けてしまったらしく、そのショップは閉鎖。お詫びに500円のクオカードが届きました。

1円の投資で500円をゲット。おせちは残念でしたが、正月からちょっとトクしてしまいました。

というわけで、結局我が家の食卓に、本格的なおせち料理が登場したことは、未だかつてありません。

そんなに美味しい物ではないけれど、それでも一応縁起物。
50歳を迎え、来年こそはおせちを正月の食卓にと思案中です。

Contents

おせちの由来

そもそもおせちは正月だけの物ではなくて、季節の節目となる節句に神様にお供えした祝儀料理を、すべておせちと呼んでいました。それが、時を経て、一番大切な年の初めの料理だけを「おせち」と呼ぶようになったそうです。
重箱に詰められた海山の幸、ひとつひとつに、新年の五穀豊穣、子孫繁栄、家族の安全と健康といった祈りが込められています。

〈節句の種類〉
人日(じんじつ) 1月7日 「七草の節句」
上巳(じょうし) 3月3日 「桃の節句」
端午(たんご)  5月5日 「菖蒲の節句」
七夕(しちせき) 7月7日 「七夕」
重陽(ちょうよう)9月9日 「菊の節句」

おせちの構成

お正月は、歳神様を迎え、お祀りする儀礼です。神様を迎えている間は、できるだけ火を使う料理を避けるという風習があって、日持ちの良い、味付けの濃い料理が多くなったようです。
また、正月の三が日は、女性を炊事や掃除などの家事から解放するという理由もあるそうです。
昔から日本人は、女性を大切にしていたことが分かります。

おせち料理を重箱に詰めるのは、めでたいことを重ねるという願いを込めて。
それが一般的になったのは、明治時代以降のことで、それ以前は膳に盛られていたそうです。
基本は四段重ねで、上から順に、一の重、二の重、三の重、与の重、と呼びます。

〈重箱の詰め方〉
一の重:祝い肴 〉黒豆、数の子、ごまめ(田作り)など
二の重:口取り〉伊達巻、きんとんのような甘いもの
三の重:焼き物 〉魚や海老など海の幸
与の重:煮物〉野菜類のなどの山の幸

おせち料理込められた想い

重箱に詰められた料理には、一品一品それぞれに、ちゃんと意味が込められています。

紅白なます
お祝いの水引に見たてた、平和を願う縁起物。

昆布巻き
「よろこぶ」 の語呂合わせから、正月に欠かせない食材。

海老
腰が曲がるまで長生きするようにという長寿を願ったもの。

伊達巻き
巻物に似ていることから、学業成就の願いを込めて。

きんとん
「金団」と書き、黄金に輝く様子から、金運を願ったもの。

田作り(ごまめ)
ごまめ=五万米。田作りの名とともに五穀豊穣を願ったもの。

数の子
卵の数が多いことから、子孫繁栄を願ったもの。

黒豆
一年中「まめ」に働けるように、長寿と健康を祈ったもの。

紅白蒲鉾
「日の出」を象徴。紅は慶び、白は神聖を表しています。

煮しめ
里芋:子芋がたくさん付くことから子宝を祈って。
レンコン:穴から先を見通せるように。
くわい:大きな芽に、出世を祈願。
ごぼう細く長く幸せであるように。

一年の計は元旦にあり

子供の頃は、何点かの料理をつくって、親戚がそれぞれつくった持ち寄って、新年を迎えたものです。
親戚が集まることがなくなってしまった今となっては、つくれる物はつくって、後は出来合いのものを買ってきたとしても、ただでさえ忙しい年末に、手間暇かかってしょうがない。

ということで、今年こそは通販で、おせちを頼んでみたいと思います。

一年の計は元旦にあり。でも準備は早いほどお得。
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