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NET、TV、その情報の信頼性はノストラダムスの予言並み。ミスは、どこまで不問なのか。

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21世期も、あっという間に16年が過ぎていきました。
世紀末に恐怖の大王がアンゴルモアの大王を蘇らせて、世界に破局が訪れるはずだったのに、なんにも起きませんでした。
バブルとともにすっかり浮かれ、バブル崩壊と共に世界ももうすぐ崩壊するからと斜に構えて生きてきたのに、各地で大災害が止まるところを知らず、ミサイルが飛来しまくっている昨今の日本の方が、よっぽど世紀末的様相を呈しています。

世界をペテンにかけたノストラダムスの大予言。その火付け役となった五島 勉の責任はまったく問われておらず、彼の懐には多額の印税が。

ネットもテレビも構造は一緒。
注目を集めてなんぼ。アクセスを集めてなんぼ。
お金を集めるためのシステムとしてだけ存在しているわけで、そこにはなんのモラルも責任も存在しません。

テレビではねつ造、誤用、権力によって歪曲されたニュースがまかり通り、さらにネットではより意図的・恣意的に加工された情報が、まことしやかに飛び交っています。

原発に関する情報規制とヒステリックなまでの風評被害への批判
芸能人への個人的な批判から、一般人への個人的批判
ガン治療・予防接種・投薬をはじめとする西洋医学批判から、呪いじみた民間療法批判
コピペで粗製濫造されたまとめ記事
ネットの狭間を突いたサギギリギリのビジネス情報
批判されればされるほど儲かる炎上商法のためのネガティブ記事

こんな何の役にも立たない情報に振り回されて、時間を無駄に費やすのはもったいないのですが、今ではどこを見ても、操作された情報しかなくなってしまいました。

8月4日には、ムー的都市伝説情報誌に成り下がってしまった週間SPA!から、
“ネット乞食”の悪質行為にECサイト側の対策は?
という記事がアップされていました。

Amazonに出品されている食品の新着商品をひたすらチェックし、g表記がkgになっていたりする誤表記を見つけて注文。届き次第クレームを付けて返金してもらい、食品は衛生上、使いまわすことができないので、返品しないで済ませる。

ということを生業としている人たちを、ネット乞食として問題視しています。

これって、誤表記を狙っているとはいえ、注文する人が悪いのか?

自分が扱っている商品の価格やスペックを間違えて掲載してしまうような、バカな出品者が悪いんじゃないの?

対策を取るとしたら、誤表記をなくすということだけ。

おせちの注文で、個数限定で1万円のところ5円だった商品が、出品時の設定ミスで限定にならず、大量に注文を受けてしまって、結局注文を受けきれず500円の金券で済ませたり(実際に私も、限定品が買えたと喜んでいたのですが、金券になってしまいました)、一桁間違えて安く表示してお詫びで済ませたり、出品ミスでのトラブルは頻繁に起こっています。

DeNAの医療と健康を扱うキュレーションサイトで、薬記法違法どころか、勝手な引用、ねつ造、ウソだらけの記事をまとめちゃったため、DeNA運営のウェブサイトが、すべて閉鎖に追い込まれたのも記憶に新しいところです。

私はずっと広告制作の仕事に携わってきたのですが、どんなケースでも、ミスの責任は発信者側にあります。
チラシで価格を間違えて掲載してしまったら、その価格で売らなければいけません。
カタログで価格やスペックといった致命的な情報が間違っていたら、印刷し直さなければいけません。
中には、クレームを付けたいがために広告のミス待ち構えている人や団体もあります。
特にナショナルクライアントの広告は人権団体が鵜の目鷹の目でチェックして、ちょっとでも気に入らない表現があるとクレームを付けてきます。

webはすぐに修正できるということもあって、チェックが甘くなりがち。
そこにつけ込まれるのは、ビジネスとしてwebを利用している出品者が悪い。

ネット通販サイトは商品の誤表記が起きてしまった場合の新たな対策を準備すべき
by spa!

なんてバカな結論を出しているけれど、誤表記を起こすこと自体がNG。
逆に、誤表記対策を笠に着て、ワザと誤表記にして、安く見せて集客なんていうことがまかり通るようになるかも知れない。
現時点では、ショップの信頼性よりも、集客力の方が圧倒的に重要ですから。

価格が間違っても、情報が間違っても、ゴメンナサイで済んでしまうのがネットの現状です。
しかも法に触れなければ、ゴメンナサイをいわなくてもOK。

人を傷つけたり、批判をしたり、まことしやかにオカルトを吹聴したり。
それで炎上しても、個人攻撃されても、売名行為によってアクセスや情報信者を増やし、それ以上の見返りが得られる。
FaceBookで攻撃的、反社会的な記事を書いてアカウントをストップされても、それによってフォロワーが増えて、お金儲けができる。

テレビというリアルなメディアには乗れないけれど、ネットというバーチャルなメディアなら、やりたい放題。

お金儲けのためだけに洗練されたシステムを見るにつけ、真面目に広告を作っているのが、バカバカしくなります。

というわけでこのサイトでも、たまに無責任な情報を、主観で発信することがあります。

その際は、くれぐれもノークレーム・ノーリターンで。

騙されるよりも騙す側になりたい人は要チェック!

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