茹でガエル・チャンスの前髪・引き寄せ・思考の現実化に騙されない。
「水の入った鍋にカエルを入れて火にかけると、熱くなっていくのに気がつかずに死んでしまう」
という実験をもとに、
会社の中で毎日ぬるま湯のような中で生きていると、会社や社会そのものが危機的状況にあっても気づくことなく受け入れてしまう。自分のおかれている現状をしっかりと認識して、自分で環境を変えていこう。
というような話を、某ネットワークビジネスをやっていた20年くらい前、毎日のように聞かされました。
前出の「100匹の猿」同様、いかにもありそうな話なのですが、これも作り話で、当然カエルは熱くなったら逃げ出します。
メンタルな話に、実験による実証例を織り込むから、うさんくさい話もつい信じてしまいがち。
でもその実証がそもそも嘘。
ちなみにその頃、「チャンスは前髪しかない」という話もよく聞かされたのですが、後発組の方が成功することも多々あります。
「引き寄せの法則」「思考は現実化する」なんていうのも概ねフェイク。
セミナーなんかにいくと、そういう言葉に踊らされて、知らないうちに高額な契約をしてしまうことも。
結構陥りがちな罠なので、言葉に踊らされないよう、その真偽をきちんと見極めて、自分の意思を持って行動することが大切です。
コピーライターとしては、人を動かす上で、たとえ嘘でも、ここまで説得力・影響力のある法則を生み出した人って、ちょっとすごい。
嘘をつかないように、見習いたいと思います。