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小説・続編、名作なのに読まれていない3作品をチェック。

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自分が子供だった頃から、自分が子供を育てる頃まで、何度見たかわからない「アルプスの少女ハイジ」のアニメ。

あのハイジが「家庭教師のトライ」のCMではっちゃけまくっています。

おじいさんは天に昇っていきそうになるし、ハイジとクララとペーターは三角関係になってるし。

原作者のヨハンナ・スピリが見たら、どう思うだろう。

あまり知られていませんが、実はハイジには続編があります。

 

Contents

それからのハイジ・ハイジのこどもたち

原作では、クララが歩けるようになってハッピーエンド。

実は作者は違いますが、その後の物語があります。

「それからのハイジ」では、ハイジは都会の寄宿舎学校に入学し、学校の先生になって村に戻り、ペーターと結婚。

「ハイジのこどもたち」では、ハイジに双子のこどもが生まれます。そして物語はオンジの若かりし頃、ハイジのルーツをたどる話に。

もう20年以上前に読んだので、ほとんどストーリーは覚えていないのですが、ハイジとペーターは、クララと三角関係になんてならず、幸せな家族を築いています。

というわけで、ブログを書いているうちに思い出した、ハイジの他にもいろいろある、続きがあるのにあまり知られていない、時代を超えた名作を紹介したいと思います。

 

オズの魔法使い

小学校低学年の頃に絵本を読んで、原作が読みたくなって小説を買ってもらったのですが、それもジュニア向け。中学生になってようやくハヤカワ版を入手して読み耽りました。

その後、映画(1939年・ミュージカル版)があるというのを知ったのですが、当時は見るすべがなく、初めて見たのは社会人になってから。

しかも映画を見たいがために、プレイヤーごとレーザーディスクを購入しました。

もちろん映画も名作です。演出も、踊りも、音楽もハッピー。「虹の彼方に」はいつ聴いても名曲です。

 

愛らしいドロシー役のジュディ・ガーランドの晩年は、精神異常・薬物中毒・アルコール中毒、睡眠薬の過剰摂取による自殺…。
それを知ってから見ると、ちょっと悲しい映画になってしまうのですが。

そんな「オズの魔法使い」の原作ですが、続編がめちゃめちゃ出ています。
オリジナルの作者ライマン・フランク・ボームが書いたのは14編。

1. 「オズの魔法使い」
2. 「オズの虹の国」
3. 「オズのオズマ姫」
4. 「オズと不思議な地下の国」
5. 「オズへつづく道」
6. 「オズのエメラルドの都」
7. 「オズのつぎはぎ娘」
8. 「オズのチクタク」
9. 「オズのかかし」
10. 「オズのリンキティンク」
11. 「オズの消えたプリンセス」
12. 「オズのブリキの木樵り」
13. 「オズの魔法くらべ」
14. 「オズのグリンダ」

さらに作者が違う続編が36冊出ています。
残念ながら続編は一冊も読んだことがありませんが(チャレンジしようと思ったけれど多すぎて断念)、指輪物語やハリー・ポッターをしのぐ、長編シリーズものだったのです。
栗本薫のグイン・サーガ には及びませんが。

 

2001年宇宙の旅

 

アーサー・C・クラークが小説、スタンリー・キューブリック映画を製作した、名作中の名作。
小説が原作というわけではなく、お互いのアイデアをひとつストーリーにした物なのですが、映画はサッパリ分かりません。

見る前にある程度基礎知識がないと意味不明。

オープニングの猿から宇宙船、宇宙船内のペンまでのシークエンスが道具の進化を現しているっていわれても、それがどう面白いのかサッパリ分からない。

映像と音楽の美しさは、環境ムービーとしては秀逸ですが、映画としては難解を超えて理解不能。ラストはほとんどドラッグムービー。

「時計仕掛けのオレンジ」も不快で途中で見るのをやめてしまったし、「シャイニング」も途中で飽きてしまいました。スタンリー・キューブリックの映画は、どうも肌が合いません。

 

小説の「2001年宇宙の旅」は、映画を観た後に読んだこともあって、分かりやすくて面白いのですが、モノリスとか意味不明なナゾが取り残されたまま終わっています。

それを補う続編が「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」「

」。

2001年宇宙の旅は、実は4部作だったのです。

映画を観たっきり、なんだか腑に落ちない人は、ぜひ続きを読んでみてください。

いきなり衝撃の展開が待っています。

 

風と共に去りぬ

 

 

あまりにも有名すぎる、解説不要のベストセラー小説にも続編があります。

原作者のマーガレット・ミッチェルは「風と共に去りぬ」の続きを書くつもりはないままに他界してしましたが、1991年、別の作家によって、続編の「スカーレット」が刊行されました。

発売当初は、新書で広辞苑くらいの厚さがある1000ページを越す超分厚い新書でしたが、文庫では4冊に分冊になったので読みやすくなっています。

「風と共に去りぬ」では結ばれることのなかったスカーレット・オハラとレット・バトラーですが、「スカーレット」では・・・。

とてつもなく読み応えがあるので、やることのない長期休暇の一気読みをオススメします。

ちなみに来年、アニメ連載40周年を記念して、大和和紀の「ハイカラさんが通る」が映画化されます。「ハイカラさんが通る」って絶対に「風と共に去りぬ」にインスパイアされている・・・と思っていたのですが、「ハイカラさんが通る」の後に描かれた「横浜物語」は、まんま「風と共に去りぬ」でした。

 

 

どれも映画化されている有名なストーリーですが、結末まで読んでいる人は少ないのではないでしょうか。

私もオズの魔法使いは全部読めていません。

他にも続きがあるのにあまり知られていない、時代を超えた名作って、いろいろあると思います。
これが抜けてる! っていう作品があったらぜひ教えてくださいね。

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Comment

  1. パピヨン より:

    風と共に去りぬはよくお正月にやってました。スカーレットオハラ、映画史上こんなに美しくて情熱的で激しい主人公がいただろうか?と言う程強烈な女性でした。また、ヴィヴィアンリーが素敵すぎる!原作から抜け出て来たようなキャラを見事に体現していた。この人以外にスカーレットをやれる人はいないだろう。この先もずっと、レットとの事は残念だったが私は二人は合わないと思う。二人共激しすぎる性格だから、一緒にいてもきっとお互いをダメにしてしまうだろう。 スカーレットという名前もいい!とても美しい。まさにヴィヴィアンリーはスカーレットを演る為に生まれてきたような人だ。そしてレットを演じたクラークゲーブルも!✨昔のハリウッドスターは本当に良かった!今は全くだが…。唯一無二の俳優が昔は沢山いたのだ。

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