ハイビームとロービームどっちが正しい? 本当のことは、誰も教えてくれない。
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自動車のルール
警察庁は、交通ルールやマナーを解説した「交通の方法に関する教則」に、ハイビームの使い方を明記する方針を決めたそうです。
って、今まで決まってなかったのか?
私は、「対向車がまぶしくて、前を走っている車もバックミラーがまぶしくて、目がくらむので、基本はロービーム。対向車がなくて、遠くまで暗い道の時だけハイビームにする」と、25年前に免許を取得した際に、教習所で教わりました。
だから、ハイビームなんてほとんど使ったことありません。
ところが近年、やたらとハイビームの車とすれ違います。
というより、ほとんどの対向車がハイビーム。
なのでこっちもハイビームで走っていると、対向車からパッシングされる。
めちゃめちゃハラ立つ。
大震災の節電以降、街灯がほとんどなくなって、真っ暗な道が増えたのが大きな要因なのかなぁと思っていました。
道路交通法では、「対向車や先行車がいる時はロービームに切り替える」と規定されているのですが、教則には「交通量の多い市街地や、対向車などがいる時は、前照灯を下向きに」「見通しの悪い交差点やカーブの手前は上向きに」とだけ記され、他の状況でどちらを使うべきかは明確に書かれていなかったそうです。
教習所でちゃんと教えていなかったのが原因らしい。
新しい教則では、歩行者らを早期に発見するため、交通量の多い市街地を除き、ハイビームを使用。対向車と行き違う時や、他の車の直後を通行している時は、ロービームへのこまめな切り替えを求めるとのこと。
すでに免許を持っている人には、誰がどうやって、新ルールを教えるのでしょうか?
自転車のルール
まだ私が大学生の頃、飲み屋の帰り道、前から自転車がふらふらっと走ってきて、ベルを鳴らされたので慌てて避けたのですが、一緒に歩いていた法学部の先輩が、
「自転車は歩道を走っちゃダメなんだぞ。法律で決まってるんだから!」
と大激怒していました。
2015年6月の法改正で、いままで守られていなかった自転車の道交法が厳守になり、歩道から自転車が一掃されました。
罰則がめちゃくちゃ厳しいこともあって、このルールはある程度知れ渡っていますが、自動車を運転していると、書道にはみ出している自転車が、かえって危なっかしくてしょうがありません。
事故を減らすためではなく、自動車の交通違反が減って罰金が取れなくなったから、自転車を運転している子供やお母さんにまで罰金刑を適用させようという、警察の浅ましい策略としか思えません。
エスカレーターのルール
関東と関西ではなぜか左右逆なのですが、エスカレーターで片側を空ける習慣は全国区のマナーだと思っていました。
が、実は手すりにつかまらずに歩くのは危険行為なんですね。
私はずっと関東に住んでいるので、右側をふさいでいる人が前にいると、結構イライラしてしまっていました。
今まで申しわけありませんでした。
エスカレーターの張り紙やポスター等で、エスカレーターは歩いてはいけないというのはかなり周知されています。
でも、どんなに左側が混んでいても、右側は歩く人専用として空けてあります。
私も歩く時は右、止まる時は左です。
今さら変えられないルールとして、染み付いてしまっているようです。
誰もが当たり前にやっているので、それが正しいルールだと思っていたら、実は間違っていたということって結構ありますよね。
思い込みや習慣、まわりがそうだから・・・といった既成概念ってホントに怖い。
ルールはルールとしてきちんと守りながらも、まわりに流されないようにしなくては。