電動バイクに実用性はあるのだろうか。 一体どんな人が、何のために利用するのだろうか。
ツーリングが気持ちいい季節になりました。
ハーレーで会社に通ってるデザイナーも、暑さ寒さに耐えることなく、快適に通勤できるようになるので、パフォーマンスが上がってくれるものと期待しています。
といっても、私はバイク乗りではありません。
横浜銀蝿世代でヤンキーが大暴れしていた時代に育ったので、暴走族が大嫌いでした。
今でも族あがりや元ヤンキーの俳優とかタレントを見ると、更生していても虫酸が走ります。
中学の時に原チャリ事故で友だちを二人なくし、高校でバイクに乗っていた奴らはみんな1度は大きな事故をやらかし、友だちが原チャリでコケるのを目の前で見て、絶対にバイクは乗らないことにしました。
車を運転するようになって、車の横をすり抜けていくバイクや、タラタラ走ってる原チャリを抜くたびに、やっぱりバイクって危険な乗り物なんだなと思います。
バイクよりも気軽に使える日常の足となると自転車になりますが、今や原チャリと同じルールの適用が徹底されるようになっているので、原チャリよりも怖い乗り物になっています。
車道を走っている自転車を抜くたびに、こっちにフラフラ飛び出してきたらどうしようとドキドキするので、できる限りスピードを落とすようにしています。
自転車以上、バイク未満。
私が住んできた街、横浜と座間に共通するのは、坂道が多いこと。
横浜に住んでいた頃は、駅前が駐輪の自転車でいっぱいになるなんていう景色は見たことがありませんでした。
座間も坂が多い。
とはいえ横浜よりは田舎で、交通の便が悪いので、自転車は必需品。最近では電動アシスト自転車も一般的になっていて、よく見かけます。
それでもやっぱり、坂の街では行動範囲が限られる。
そこで原チャリが活躍するわけですが、最近では電動バイクの実用性も高まっているようです。
世界最速346km/hの電動スーパーバイクがで市販化され、1回の充電で140km以上の高速走行が可能だということ。約400万円とまったく実用性はありませんが、技術的にはそんなレベルまで来ているわけです。
実用性第一の電動バイク、ヤマハE-Vino。
1回の充電あたりの電気代は約14円。
約3時間で充電できて、航続距離は約29km(別売りのスペアバッテリー使用で58km)。
最高出力1.2kW(1.6ps)。
めちゃくちゃ非力ですが、最高速度が35km/hまでしか出ない標準モードと、速度制限がかからないパワーモード、さらに坂道を上るために30秒間だけパワーアップするBOOST機能も付いているので、快適とまではいかないけれど、実用的には問題ないみたいです。
とはいえ、パワーモードとBOOST機能を使うと航続距離もガクンと減ります。
往復することを考えると、半径5kmの短距離移動が実用範囲のようです。
価格は236,520円 (消費税込)。
平成28年度クリーンエネルギー自動車導入促進対策補助金対応で、書類を提出すれば購入後に26,000円が交付されます。
半径5km圏内で自転車ではしんどい行程の行き来を頻繁に行い、236,520円が高いと思わない人。
あんまりユーザー像が見えてきませんが、それでも使える移動手段にはなってきたようです。
実は私の家から会社まで約7km。家から駅まで徒歩5分、駅から会社まで徒歩1分なのですが、電車を2回乗り換えるため、片道50分近くかかってしまいます。とはいえ途中に長い坂があるので自転車通勤はキツイ。
半径5km圏内は超えますが、会社でバッテリーを充電すれば、通勤の足に使えるなぁ。
あとは236,520円を高いと思わない人になれば、ユーザー像にぴったりなのですが。