Apple Musicで見つけた、80年代・邦楽お宝盤ベスト5
Apple Musicを利用するようになって、音楽の楽しみ方が変わってしまいました。
それまで、音楽の入手方法はツタヤでレンタルかアマゾンで購入。邦楽は買うのも借りるのも、もういいや、と思って数年前から洋楽しか聴かなくなっていたのですが、Apple Musicだと気軽に聴けるので、またまた邦楽を聴き始めました。
で、いろいろ検索していたら、邦楽のお宝盤がザクザク。最近では邦楽でも再販が増えていて、結構Amazonで売っているのですが、それでもApple Musicで、数十年前に発売されたアルバムを見つけると、得した気分になります。
というわけで、Apple Musicで今すぐ聴くことができる、私が青春時代を過ごした80年代、邦楽の名盤・お宝盤ベスト5を紹介させていただきます。
Contents
ジューシーフルーツ/ドリンク!
近田春夫プロデュース、「ジェニーはご機嫌ななめ」で大ヒットを飛ばした、ジューシーフルーツのファーストアルバムです。
全曲ハッピーな歌謡ポップ・ロック。発売時は中学生。ものすごく欲しかったのですが買うほどではなく、高校生になってレンタルで入手しました。
ボビー・ヴィー「The Night Has A Thousand Eyes(燃ゆる瞳)」のカバーが、今でもたまに聴きたくなります。
一度解散していますが、現在バリバリ現役でLIVEを中心に活動中です。
南佳孝/冒険王
「スローなブギにしてくれ」、「モンローウォーク」といった、アーバン・ポップなイメージから一転、ノスタルジックなコンセプトアルバム。
多くのプラモデルの箱絵を手がけた小松崎茂のイラストを使ったジャケット、松本隆の叙情あふれる歌詞。
収録曲〉オズの自転車乗り/80時間風船旅行/素敵なパメラ/Come Back/Peace/浮かぶ飛行島/火星の月/宇宙遊泳/真紅の魔都/スタンダード・ナンバー/黄金時代/冒険王。タイトルを見ているだけでもワクワクする、空想科学少年にとってバイブルのような一枚です。
LOOK/ボーイズ・ビー・ドリーミン
「シャイニン・オン 君が哀しい」の大ヒットも、すっかり忘れさられていますが、メンバー一人ひとりの音楽性が高く、その後も上質なポップスを作り続けていました。音楽性の高さゆえ、メンバーの方向性が違うということで、4枚のアルバムを残しただけで解散してしまいましたが。
デビューはCBSソニーのオーディション。渋谷公会堂で行われ、私も見に行っていたのですが、そこで演奏された「シャイニン・オン 君が哀しい」を聴いて、グランプリ間違いなしだと思って発表を見ずに帰ってきてしまいました。が、グランプリは「The 東南西北」。昨年デビュー30周年記念アルバムを出していますが、全く売れませんでした。
ちなみに「聖飢魔II」「種ともこ」も、そのオーディションからデビューしています。
伊藤銀次/BABY BLUE
知る人ぞ知るポップ・マエストロ。「ウキウキWatching」の作曲、イカ天の審査員、ナイアガラトライアングルVol.1のメンバー(他のメンバーは大瀧詠一・山下達郎)、ウルフルズや佐野元春のプロデュースという、日本のポップシーンを支えてきたミュージシャンです。
中でも彼が80年代にリリースした「BABY BLUE」「SUGAR BOY BLUES」「STARDUST SYMPHONY 65-83」の3枚は、フィル・スペクターに影響を受けたドリーミーなアダルト・ポップ満載。
POLYSTARというマイナーなレーベルから発売されていたので、ずっと再販されず、10年くらい前までamazonで1万円くらいで売っていました。それが全部聴けてしまいます。
「BABY BLUE」発売の1か月後、佐野元春の歴史的名盤「SOMEDAY」発売。どちらのアルバムも、30年以上過ぎ去った今でも、あの頃の輝きはまったく失せていません。
柳ジョージ/全ての夏をこの1日に・・・
日本のブルーズ・マン、柳ジョージ1984年の作品。
ジャケットのイラストのような、からっからに乾いたアメリカへと続く、夏への扉を開けてくれる一枚。高校の頃、アメリカのポップ・カルチャーの舞台に多く登場するRoute 66を思い浮かべながら、このアルバムを聴いていました。
「ビッグ・カントリー」というカバー曲が入っているのですが、この曲を歌っていたバンド「ビッグ・カントリー」は、アメリカではなくスコットランドのバンド。スケールの大きなロックで、イギリスでは今でも活動中ですが、アメリカ・日本では完全に「ビッグ・カントリー」だけの一発屋でした。
ちなみに、フロントマンのスチュアート・アダムソンは2001年に自殺しています。
あなたもとっておきの一枚を、Apple Musicで見つけてくださいね。