目的がなければ広告ではない。伝わらなければコピーライターの資格がない。

ポスター、雑誌広告、チラシ、リーフレット、会社案内から情報誌まで、来る日も来る日も多種多様な広告を制作していると、完全に目的を見失っている案件が多々あります。

年度末で予算使い切らないといけないので、何か作って欲しい。

何年もデザイン変わってないので、そろそろ作り変えたい。

今の業者が対応悪いので、他の業者を試してみたい。

商品の仕様が一部変わって、いままでのツールが使えなくなった。

そんな理由で、仕事が入ってくることもあります。

もっとちゃんと考えて広告を作りましょう。

と言いたくても、そういう案件に限ってスケジュール優先で、やりとりしている時間もないし予算もない。

クリエイティブの良心を持って、少しでも広告目的を踏まえたツールにするべく努力はしているのですが。

広告目的というと、当然のように“セールス”と思ってしまいがちですが、他にも様々な目的で広告は制作されています。どういったものがあるのか、“広告の目的”を大まかに分類してみました。

企業・ブランドイメージの上昇

広く認められている人物(モデル・タレント・俳優etc.)やシンボルに企業・ブランドを結びつけたり、消費者が願っている理想に結びつけることで、企業価値・ブランド価値を高めます。ソニー、マクドナルド、ユニクロ、三菱自動車・・・何年も、何十年もかけて磨き上げてきたブランドイメージも、落ちるときはあっという間。ビジネスモデルの寿命が圧倒的に短い今となっては、なかなか腰を据えたブランディングは難しくなっています。

商品の知名度の向上

タレントを使ったり、プロモーションで露出を増やしたり、イベントを仕込んだり、メディアとクリエイティブを駆使して、市場への早期定着・拡大を図ります。

一時的な売上アップ

消費者の基本的欲求・無意識的欲求を掻き立てて、消費者がその製品を名指しで買いに来るように誘導。

例えば、バレンタインやクリスマスといったシーズンモチベーションに合わせたキャンペーンやセールで、タイムリーな購買意欲を高め、来店促進・購入促進につなげます。

商品知識の認知

例えば、商品の新しい使い道、アイデアを消費者に教える。その商品を買えばイヤなことがなくなるということを知らせる。商品が大きな利便に結びつくことを伝える。商品の最新トピックを紹介します。

商品概念の転換

その使用回数をもっと増やすよう消費者を誘導したり、新しいターゲットの開拓によって新しい需要を喚起。例えば、朝シャン、朝スープ、男性用化粧品、女性用育毛剤といった、既存の商品価値を拡大する、新しい価値を提供します。

新しいライフスタイルの提案

商品やサービスによって得ることができる新しい生活を提示します。

店舗への集客

セール、イベント、限定等、行動を起こすきっかけを与えます。

指名率の上昇

ある製品の代わりに別のものを消費者に使うようにしむけたり、クチコミを誘発したり、サンプリングなどでリアクションを促したり、指名買いさせる仕掛けを作ります。

 

他にも、営業を直接的にサポートしたり、小売店へ使いやすいツールを提供したり、販売代理店を増やしたり、“商品を売る”だけではなく、そこに至るプロセスとして、広告がどう関わるのかということによって、広告目的は変わってきまます。

しっかりと見極めてから広告制作に入ることが、効果のある広告を制作する第一歩です。

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