放射能は安全か。福島で検索して原発がまったく表示されない不自然さ。
25年前、法事で訪れた東海村にて。
東海村に住んでいる叔母は、地下水が放射能で汚染されて、井戸が使えなくなったといっていました。
法事の後、東海原子力発電所を右手に見ながら、車で大洗海岸へ。
大洗には漁港もあって、水揚げされたばかりの新鮮な海産物が並んでいます。
「海も魚も空気も放射能まみれなのに。」
といったら、
「東京や横浜の空気より、よっぽどキレイだよ。」
と叔母に反論されました。
Contents
ただちに影響なし。放射能垂れ流し中。
福島第一原発 核燃料取り出し3年遅らせる 9/26(火)
もはや放射能の人体への影響なんて、誰も気にしなくなってしまいました。
3年遅れたところで、今すぐどうなるわけでもありません。
10年遅れたところで、核燃料は取り出せないということになったところで、ただちに人体に影響はありません。
鼻血が出たり、甲状腺がんになったり、心臓病が増えたり、直ちに影響があったとしても、金で魂を売った教授や学者が、都合のいいデータだけを並べて、放射能は安全だというだけです。
1981年に発売されて話題になった「東京に原発を!」に始まる、反原発が高まりを見せた頃、原発は絶対安全で、クリーンなエネルギーだと、東京電力は言い放っていました。
地震対策から恒久的なメンテナンス、核廃棄物の処理まで、原発反対派からのあらゆる問題の追求に、そんな心配は絶対にないと断言してきました。
ウソは一度いってしまうと、いい続けなければいけません。
爆発はしたものの、想定外の津波のせい。
地震には耐えられた。
放射能の被害も最小限に抑えて、ただいま着々と廃炉中。
その後も安心・安全な原発を海外にセールス。
安全だから、再稼働。
風評被害にあっていると主張している方々には申しわけないけれど、原発利権が渦を巻いていて、すべてはウソとねつ造まみれ。
放射能の被害がないわけがありません。
福島県産の農産物や近海物の魚なんて、放射能まみれで食べられる代物ではありません。
その証拠に、世界中の国で、日本の食品は輸入禁止になっています。
そんなものをすすめる人たちは、知らず知らず、毒を食べさせているのと同じ。
しかも食べたその場ではなにも起こらないから、たちが悪い。
さらに本人だけに影響が出るのではなく、子供や孫の世代に影響が出るから、誰もわからない。
今後何十年にもわたって、流産、奇形、障害が増えていくことになるはずなのですが、誰も因果関係を調べないから、なかったことになるはずです。
それでも風評被害だと言い張るあなたへ。
あなたの子供が結婚相手に、3.11の頃を含め、福島で育った相手を連れてきたら、孫の心配をしませんか。
しない人は情報弱者か、よっぽど脳天気な人です。
それは風評被害でも差別でも何でもなく、流産、奇形、障害児のリスクが高まるのは間違いないから。
私も子供が二人います。そういう相手を連れてきても反対はしません。でも、五体満足な孫の顔を見ることができる確率が、他の地域で育った相手よりも、圧倒的に低くなることは間違いありません。
原子力発電は、絶対に安心・安全なクリーンエネルギーです。
ネットをはじめ様々なところで、数値的なものを根拠に、放射能は大丈夫だの大丈夫じゃないだのといった意見が交わされています。
が、そもそも根拠の前提、国の定めた数値や、学者や教授の言い分、調査で上がってきた数値、すべてがフェイク。真実なんて濃霧の中。
20代前半の頃勤めていた広告プロダクションで、東京電力の原子力発電安心キャンペーンのプレゼンテーションを担当したことがあります。
当時上司だったCDからは、「ポリシーとして受けたくないならいいよ」といわれたのですが、そこは仕事と割り切って、「やらせてください」と答えました。
その頃は広告表現の行き過ぎがちょっと問題になっていて、「安心」とか「最高」とか「人にやさしい」といった言葉は、その裏付けとなる根拠をきちんと示すようにというお達しが、厚生省(現厚生労働省)から広告制作に携わる会社に出されていました。
それにも関わらず、原子力発電は安心・安全なクリーンエネルギーだということを伝える広告を作るというのが、プレゼンの趣旨でした。
プレゼンは落としてしまいましたが、原子力は安心という言葉を、広告でハッキリと謳っていました。
でも、それはウソでした。
そして、私はそれをウソだと知っていました。
日本の原発は、地震によっていつ致命的な事故がおきてもおかしくない。
こんなの、誰でも分かることです。
それを安全だといい張っていたのが東京電力です。
そしてそれに異を唱えていたのが、「」。
カルト扱いのトンデモ本だった「東京に原発を!」に書かれていたことは、30年後に現実になってしまいました。
フランスやイギリスで失敗に終わっていて、建設前から制御不能といわれていた高速増殖炉もんじゅも、日本の技術力を持ってすればできないはずはないと、自信満々に建てられたものの、事故だらけで結局一度もまともに稼働することなく廃炉に。建設費+維持費=10,023億円をどぶに棄てることになってしまいました。
原子力発電の安全神話は完全に茶番で、巨額の原子力マネーで利権をむさぼるためだけのものだったことは歴史がはっきりと物語っていいます。
欧州連合(EU)加盟国の食品安全の専門家による常設委員会は25日、日本産食品の輸入規制緩和を承認した。
それでもいまだに、放射能は安全だといいはり、原子力発電所を再稼働しようとしている、自分の利益のためには他人の命なんてなんとも思っていない人たちには、本当に反吐が出そうになります。
とはいえ福島産直品の販促ツールでも、福島観光促進のキャンペーンでも、広告の仕事をもらったら喜んで制作するのが、資本主義の下僕である、コピーライターの使命なのです。