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日本映画が好きじゃない。無料でも見たいと思わない5つの理由。

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子供の頃集めていた、映画のパンフレットです。新しいのも混ざってるけど。

「シン・ゴジラ」、面白かった。

「君の名は。」、感動した。

黒澤明、大好き。

 

だけど日本の映画、子供の頃から好きじゃありません。
映画館に見に行こうと思わないし、レンタルで借りて見ようとも思いません。
CSで放送されていても、アマゾンプライムで無料で見られても、まったく見る気がしません。

唯一、「男はつらいよ」だけは、子供の頃、テレビで放送されているのを父と一緒によく見ていました。
40を過ぎ、父も亡くなり、懐かしさ半分で「男はつらいよ」を1作目から見はじめたのですが、寅さん、ただのクズ野郎です。
10作目くらいまでみて、ギブアップしました。

日本映画って、つまらない。見る気がしない。

それにはちゃんとした理由があるのです。

 

Contents

日本映画がつまらない理由 1
制作費が安い

ハリウッド映画の制作費ベスト5
5位「塔の上のラプンツェル」(2010):281億7,000万円
4位「スパイダーマン3」(2007):293億9,000万円
3位「タイタニック」(1997):294億3,000万円
2位「クレオパトラ」(1963):339億5,000万円
1位「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」:341億8,000万円

日本映画の制作費ベスト5
5位「落陽」(1992) 50億円
4位「天と地と」(1990) 50億円
3位「20世紀少年(3作)」(2008〜2009) 60億円
2位「クライシス2050」(1990) 70億円
1位「ファイナルファンタジー」(2001) 157億円

当然ながらハリウッドの方が莫大な制作費をかけている上、ヒット作ばかり。
日本映画はというと、ほとんどがバブルの頃につくられている上、大失敗作ばかり。
1位のファイナルファンタジーなんて、私は映画館で見ましたが、スクエアがつぶれかけたほどの大赤字を叩き出した超失敗作。

お金をかけても面白い映画がつくれないのに、低予算でつくられている日本映画の中で、面白い映画を見つけるのは至難の業です。

しかも映画料金は、どんな映画を観ても1800円。

当然制作費をかけた映画を観た方が、コストパフォーマンスは高い。

低コスト・低クオリティの日本映画に1800円も払うのは、お金&時間のムダです。

日本映画がつまらない理由 2
俳優に感情移入できない

日本の映画に出演している俳優は、大抵メディアで見たことがあるわけで、しかも人気があればあるほど、プライベートまでおおやけになっています。

恋愛映画の主役を演じていても、「私生活では○○と付き合ってるんだよな」とか、「○○と不倫してるよな」と思ってしまったり、お笑い芸人がどんなに上手い演技をしても、その向こうにネタが見えてしまう。

映画の内容が頭に入ってきません。

海外の俳優に関するゴシップ情報も、今ではリアルタイムに入って来ますが、海の向こうのことなので現実味がちょっと薄い。
とはいえ、不倫報道や不穏な政治発言等でゴシップ記事を賑わせたジャッキー・チェンや、最近ではジョニー・デップの破産寸前といった報道を見ると、彼らが出演している映画の見方も、ちょっと変わってしまいますが。

日本映画がつまらない理由 3
映像のほとんどが日常の風景

日本で撮っているのだから当たり前だけれど、映画の舞台は日本中心。
風景も、文化も、登場する人たちも、すべて日常で見ている景色。

海外の映画なら、どんなに映画がつまらなくても、そこには知らない風景や異文化が映し出されているので、何かしらの発見があります。
建物、家具、料理、お店、車、ファッション、空の色まで、見たことないものがいっぱい。

日本では評価が低い映画(河瀬直美監督作品とか)が海外で高く評価されているのも、見たことのない日本の景色や文化をフィーチャーしていることに、大きな要因があるのではないかと思います。

映画を観ていて、ロサンゼルスの街が出てきたり、韓国の食事のシーンが出てきたり、インド人のファッションを見たりすると、それだけでちょっとテンション上がるけど、レインボーブリッジや渋谷の交差点が出てきてもなんとも思わない。

日本映画では、映像による刺激を感じることも、非日常的な時間を体験することもできないのです。

日本映画がつまらない理由 4
元ネタを知っている

日本映画の流行りは、マンガやテレビアニメの実写化。
キャストもストーリーも再現率が低いモノが多すぎて、100%の作品が原作以下。

小説(ライトノベル含む)の実写化も、小説のストーリーを忠実に再現することで、小説の面白さに比例して映画もそこそこ面白くなりますが、本を読んだ方が、よっぽど豊かな時間を過ごせます。

海外の映画も原作があるものが多いけれど、世界各国の小説を網羅することはムリなので、知らない物語がほとんど。で、たまに映画が原作を越えちゃったりもします。

「ショーシャンクの空に」なんて、スティーブン・キングの原作は、あまりパッとしない中編小説。「羊たちの沈黙」も、シリーズ化することで原作の世界観を越えています。

ネタバレしていて原作以下。

面白いわけがないです。

日本映画がつまらない理由 5
映画っぽくない

テレビドラマの延長のような映画が多すぎ。
映画ならでは演出とか、スケール感とか、カメラワークとか、新しい試みとかが見られない映画が多い。
TVの2時間スペシャルドラマでいいんじゃないかと思える映画ばかり。

そうでなければ、お芝居みたいな映画。舞台とフィルムのいいとこ取りでなぜか人気があるのですが、私は大嫌い。おもしろいと思わない。

観る前のワクワク感や、見終わった後の高揚感、カタルシスを感じられるような邦画って、本当に少ないです。

僕が日本映画を見ない理由

小学生の頃、角川映画が一世を風靡しました。
でも、全部つまらなかった。とくに「天と地と」をはじめとする、角川映画はひどかった。

その後、バブルがはじけて日本の映画界は完全に低迷。黒澤明や小津安二郎によって日本映画が世界に影響を与えていた頃から半世紀以上後発の、韓国映画に抜き去られてしまいます。
国策で映画を支援する以前、80年代の韓国映画は、学芸会並みのクオリティでした。

以降、日本映画のクオリティは下がりこそすれ、上がることはありませんでした。

名作といわれている昔の日本映画も結構見ています。「役者を知らない」「元ネタを知らない」「映画っぽい」という理由で、最近の日本映画よりも遙かに面白かった。でも、いまさらわざわざ見るまでのものでもありません。

本当に面白い映画に、当たったためしがない。

日本映画なんてつまらない。オモシロイのもあると思うんだけど、ハズレが多すぎて、わざわざ探してまで見る気がしない。

 

「これば絶対オモシロイ映画だ!」という邦画があったら、どなたかぜひ、教えてください。

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Comment

  1. エッシェン・バッハ より:

    日本映画ってまるっきり夢がなく、眼がつかれるだけで損してしまう感じですね

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