党利党略・私利私欲が政治家の本分。阿部も小池も金正恩も。政治家に大志はないのか。
衆議院が解散し、民進党は進退窮まったかと思いきや、名を捨てて、小池百合子率いる希望の党に吸収合併。
セブンイレブンに立ち向かうファミマの如く、なりふり構わず野党のシェア拡大に走っています。
さすがに朝鮮半島びいきとはいえ、北朝鮮直結の共産党とは組めないようですが。
私の祖父はA級戦犯扱いの右翼でした。病気のために戦犯を逃れたのですが、戦後教育によると、祖父は国を戦争に導いた犯罪者です。最近ようやくアメリカの洗脳だったということが分かってきましたが、敗戦の責任を追うべき人物の孫として、敗戦によって表舞台から消えた人間の末裔として、政治は見て見ぬふりをして、50年間生きてきました。
ところが選挙の投票所で受付のバイトをした時のこと。茶髪のヤンキーから車いすのお婆ちゃんまで、せっかくの休みをさいて、投票用紙に一生懸命かき込んでいる姿を見て、一票の重さ=一人の人間の生き様、を感じさせられました。
それに対して、口では「清き一票を」なんていうものの、一票の重さをはき違えている政治家ばかり。
政治家なんて、投票した人のことを考えることなんてありません。
もちろん宗教団体や経済団体、暴力団体といった、利権がらみで票を集めることができる相手には媚びへつらう奴らですけれど。
選挙広告の仕事も何度かやりましたが、胡散臭い詐欺師みたいな連中ばかりで、二度と仕事をしたくありません。
この歳になると、友人にも政治家がいますが、昔からちょっと変わっていたヤツが、さらに面倒くさいヤツに変わっています。
あんまり批判しすぎても、なにかお願いすることが出てきたときに、手の平返しで持ち上げるという政治家のようになってしまいかねませんが。
安倍首相も大概インチキ野郎ですが、小池都知事も一緒。
やって欲しいことは、のらりくらり先送り。
頼んでもいないことを、勝手に善意に解釈して推進していく。
安倍だろうが麻生太郎だろうが小池だろうが、総理大臣によって世の中が良くなることはないのは、時代が証明しています。
ただし、希望の党が与党になんかなっちゃったら、みんな政権なんて担ったことのない超素人集団。
バラバラに動いて調整が取れず、混乱を招くだけなのは、阪神淡路大震災の時の自民・社会・さきがけ連立体制、東日本大震災の時の民主党の対応が証明済み。
戦争前夜状態の北朝鮮問題、2020年東京オリンピックでの危機管理、さらなる災害時の緊急対策といった危機管理に対しては、一日の長がある自民党の方が安心のような気がします。
遡ること136年。
1881年に「国会開設の詔」が発布され、1890年に国会開設が決まり、大隈重信が「立憲改進党」、板垣退助が「自由党」を設立、日本にはじめて政党が生まれた時から、自由民権運動を巡って党利党略に明け暮れてきた日本の政治家たち。
100年以上経っても同じことをやっているということは、それが政治の本質であると考えた方がしっくりきます。
戦後、アメリカの占領下で負け犬意識を植え付けられ、アメリカにしっぽを振り、在日に媚びへつらい、中国には土地を買い取られじわじわと侵略されているにも関わらず、日本の国益を優先している政治家が一人もいないというお粗末な状態にあるのが今の日本です。
不倫や秘書へのパワハラ、不正献金なんてどうでもいい。
少子高齢化が進む日本の未来は、このままでは衰退していくだけ。
アメリカの呪縛から逃れ、日本人のアイデンティティを守り、大志と行動力とカリスマ性を持ったリーダーが現れて欲しいものです。
早くしないと、間に合わなくなりますが。