Apple Watch 2 登場。GPS搭載、ポケモンGO対応。
9月7日、iPhone7とともに発表になったアップルウォッチ2。
果たして新機能は、魅力をどれだけアップしているのでしょうか。
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Series 1とSeries 2が登場
Series 1は、オリジナルのApple Watchが持つすべての機能に加えて、新しいデュアルコアプロセッサとwatchOS 3を搭載した廉価版。
Series 2は、内蔵GPS、50メートルまでの耐水性能、デュアルコアプロセッサ、2倍明るくなったディスプレイ、交通機関の利用やショッピングの支払いのためのApple Payといった最新機能を搭載。
Series 1は、watchOS 3に対応できるようにプロセッサが変わっただけで、従来のApple Watchとほとんど変わりません。
アップルウォッチの新機能をフルに活用したいなら、Series 2が必須です。
さらに、ずいぶん前から噂になっていたけれど、なかなか発売されなかったエルメスバージョンとナイキバージョンもラインナップ。
Apple Watch Editionには、上質な輝きを放つホワイトセラミックが登場しています。
内蔵GPS、心拍センサー、50m耐水。ワークアウトをサポート
GPS内臓で、屋外でのウォーキングやランニング、サイクリング時に距離、速度、ペースを正確に測定。
50m耐水で、つけたまま海に入っても大丈夫
心拍センサーとさまざまなアプリケーションを連携して、フィットネス&ヘルスケアに関するさまざまなデータをチェックすることもできます。
Pokemon GOも年内対応予定。スマートフォンアプリ版とほぼ同等の操作ができるようです。
より高速に、プロセッサがグレードアップ
S2デュアルコアプロセッサで、アプリケーションが瞬時に起動。ディスプレイも2倍明るくなっています。
Apple Pay対応
アップルウォッチをかざすだけで、Suicaやクレジットカードでの支払いができます。
watchOSバージョン3、9月14日リリース
プロセッサーと合わせて、より高速に、アプリケーションが起動。サイドボタンを押すと現れるDockで使いたいアプリに即アクセス可能です。
また、文字盤の一番下から上にスワイプするとコントロールセンターが表示されます。
文字盤のデザインもラインアップを追加。スワイプするだけで簡単にデザインを切り替えることができます。
ホームアプリケーションを使えば、照明の調節、エアコンの温度のチェックなども可能。
アップルウォッチをつけたまま、Macのそばに行くだけで、自動的にログイン。
IoTの可能性が広がります。
まとめ
薄型になれば、と思っていたのですが、サイズは変わっていないようです。
カメラの搭載もなし。SIMの搭載もなし。
フィットネス&ヘルスケア用のガジェットとしては進化していますが、ビジネス&コミュニケーションに関しては、ほとんど追加の機能なし。
Apple Pay対応にしても、iPhone7と変わらず。スマホではできない機能が、ほとんどありません。
Apple Watchは、ビジネス・ガジェットではなく、コミュニケーション・ツールでもなく、ほぼフィットネス・アイテム化しています。
20年来マックユーザーの、マック・ファンなのですが、マック・ファンは、ほぼインドア派。Apple Watchの使い道がありません。
PokemonGOと連動して、何キロ歩いて何カロリー消費したかわかるようになるらしいのですが、そんな機能のためにApple Watchなんていらない。
IoT(モノをインターネットで繋げて相互に制御する)のコントローラーとして、エアコンやテレビをつけたり、お風呂を沸かしたり、車のエンジンをかけたり、家のセキュリティを管理したり・・・といった、タブレットでやろうとして失敗したことを、どこまで組み込めるか。
iPhoneとの差別化が、どこまでできるのか。
スマホのように、もっと生活に入り込むためのロードマップは、果たしてできているのでしょうか。
Series 2を見る限り、スマートウォッチは、あくまでもニッチなガジェットで終わりそうな気がします。
Apple Watchがなくてはならないものになるための、キラー・アプリの登場を待つばかりです。