パラリンピックは日本発祥。現:日本障害者スポーツ協会が命名。

パラリンピック=オリンピック終了後にオリンピック開催都市で行われている

もう一つの(Parallel)+オリンピック(Olympic)。

1960年に行われたローマ大会が、第1回パラリンピックと位置づけられていますが、当時は障害者スポーツを提唱した英国人医師、ルードウィッヒ・グッドマンがいる病院名から「ストーク・マンデビル競技大会」と呼ばれていました。

パラリンピックという言葉が生まれたのは、実は1964年東京オリンピックにて。
しかも、当時の国際身体障害者スポーツ大会運営委員会(現:日本障害者スポーツ協会)が、愛称として使用したのが始まり。

パラリンピック発祥の地は、日本だったのです。

とはいえ、当時は障害者のスポーツといえば車椅子を使用したものというイメージが強く、当時ははパラプレジア(Paraplegia、脊髄損傷等による下半身麻痺者)+オリンピック(Olympic)という意味で、パラリンピックと呼んでいました。

東京オリンピック以降は車椅子以外の障害者も参加対象となったことから、「国際身体障害者スポーツ大会」と呼ばれ、「パラリンピック」という呼称は、世界各国の念頭にはあったものの、正式に呼ばれることはなくなってしまいました。

1985年、IOCは国際調整委員会(ICC)がオリンピック年に開催する国際身体障がい者スポーツ大会を「Paralympics(パラリンピックス)」と名乗ることに同意。

「パラリンピック」が障害者スポーツの正式名称となったのは、1988年のソウル大会から。
障害者スポーツ大会も、オリンピック同様、4年に一度、同じ年に、同じ地で行われることが正式に決定します。
そこで、「もう一つの=Parallel(パラレル)」という新しい解釈が取り入れられ、「パラリンピック」は世界語となったのです。

 

2000年、第11回シドニーパラリンピック開催。
大会期間中、ファン・アントニオ・サマランチIOC会長と、ロバート・D・ステッドワードIPC会長によってIOCとIPC(国際パラリンピック委員会)との協力関係に関する話し合いが持たれ、「オリンピック開催国は、オリンピック終了後、引き続いてパラリンピックを開催しなければならない」との基本的な合意に達し、以降リオデジャネイロオリンピックまで引き継がれてきています。

 

とはいえ、オリンピックの後ということもあって、まったく盛り上がっていないのが現状。

今年はスカパー!が、「リオ2016パラリンピック競技大会」の24時間専門チャンネルを開局。前回はNHKだけだったのですが、中継での競技がたっぷりと楽しめるようになりました。

無関心からは何も生まれない。

ぜひこの機会に、パラリンピックに触れてみてください。

 

ちなみに、前回のロンドンオリンピックでは、閉会式にイギリスのミュージシャンが集結して話題になっていましたが、実は「ロンドンパラリンピック」の閉会式でも、コールドプレイ、リアーナ、ジェイ・Zという、ものすごい豪華なライブが実現しています。

「We Found Love」から「Viva La Vida」への流れ(81:28:05頃)は鳥肌もの。

日本ではまったく話題にならなかったのは、淋しい限りです。