展覧会の絵から初音ミクまで。シンセサイザーアーティスト冨田勲逝く

1974年には日本人として初めてグラミー賞にノミネートされ、『展覧会の絵』は(1975年8月16日付けの)ビルボード・キャッシュボックスの全米クラシックチャートの第1位を獲得。

Yellow Magic Orchestra以前から世界的に活躍していた、シンセサイザーアーティスト、冨田勲氏が亡くなりました。

プリンスがなくなったばかりだというのに、次々と偉大な才能が消えていく・・・

wikiで調べてみると、アニメ、劇伴、CMソングから交響曲まで、半世紀以上にわたって日本の様々な音楽シーンに、影響を与え、支えてきています。

84歳ということで、日本人男性の平均寿命80.50歳は超えてはいますが、2013年に発売された「イーハトーヴ交響曲」では、初音ミクと共作するなど、まだまだ精力的に音楽活動を続けていたようで、つくづく超一流アーティストのバイタリティには、見習おうにも足元にも及ばないと、反省しきりです。

 

最近では、音楽が売れない。

誰でも知っているヒット曲がない。

なんていわれてますが、冨田勲氏のプロフィールを見ると、いまのアーティストたちは、バイタリティ、オリジナリティ、クリエイティビティが、圧倒的に劣っているように感じます。

以前ブログの記事で、デザイナーもコピーライターも、新しい世代が、まったく育っていない。

と書いたのですが、音楽にも同様のことが言えるのではないかと思います。

ミュージックシーンに影響を与える、圧倒的な才能が少ない。

ロックシーンでいうと、はっぴいえんど、キャロル、サザン、RCサクセション、佐野元春といった日本語ロックの担い手たちからのBOOWY、ミスチル、そして・・・。

歌謡曲では、筒美京平、都倉俊一、阿木燿子からのヒャダイン。

アイドルでは、キャンディーズ、ピンクレディ、松田聖子、中森明菜からのAKB。

そしてJ-popといわれるようになってからの担い手として、小室哲哉、小林武史、宇多田ヒカル、中田ヤスタカ・・・。

5年くらい前から、つまらなすぎて、邦楽を聞くのはやめてしまいました。

 

あらゆる表現がネットで自由に発表できるようになった今、そこそこのタレント(才能)を見出すのは以前に比べて圧倒的に簡単になってますが、圧倒的な存在が不在になってしまいました。

次の世代の、次の世代の、次の世代(冨田勲→YMO→???/秋山晶→糸井重里→???/浅葉克己→大貫卓也→佐藤可士和?)に入った現在の劣化度を、正しく批評する目を持ったメディアが必要なのではないかと思ったりしています。

駄目なものをダメ、嫌いなものをキライ、というと炎上しがちな今の風潮は、文化を衰退させる。

その辺、堀江貴文はハッキリものをいいますが、彼の言葉には愛がない。前科者のくせに(犯罪者のレッテルは、一生剥がせません。更正しても過去は消せません)上からものをいうんじゃないよとしか思えません。

もっと辛辣な目を持って、時代をバッサリ切っていきたいと思いつつ、ブログではなかなか日和った意見しか言えない自分がもどかしくもあり・・・。

 

気がついたらまったく関係ない話になってしまいましたが、冨田勲氏の圧倒的な才能とその作品に敬意を表しつつ、ご冥福を心よりお祈りいたします。

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