WWDC 2016でiOSリリース。iPhoneはどう変わる?

27回目となるアップルの開発者向けイベント、ワールドワイドデベロッパカンファレンス(世界開発者会議、以下WWDC)が、サンフランシスコで開催されました。

開発者向けということなので、OSのアップデートがメインになるのはわかっていたのですが、過去には、

2005年 – Intel Macへの移行
2006年 – Intel XserveとMac Pro
2008年 – iPhone 3G
2009年 – iPhone 3GS
2010年 – iPhone 4
2012年 – Retinaディスプレイ搭載MacBook Pro
2013年 – 円筒形デザインのMac Pro

といったハードも発表されていました。

ボーナス商戦を控え、Apple Watch 2かMacBookの新ラインナップ発表という情報もあったのですが、どちらも開発が間に合わず、9月以降に伸びてしまいました。

iPhone、Apple Watch 2、MacBookが同時発表になりそうですが、さすがにまとめ買いはキツイです

というわけで本当に目玉なき、WWDC 2016になってしまいました。

とはいえ、現在Mac、iPhone、Apple Watch、Apple TVを使っている人には、即メリットのあるアップデート。
7月にパブリックベータ版配布、秋リリース予定と、ちょっと先になりますが、

iOS 10
macOS Sierra
watchOS 3
tvOS

4種類新しいOSの概要をお伝えします。

macOS Sierra

04

2001年発売のバージョン10.0・チーターから使われてきたOS Xという名称が、macOSに変更されました。今回のバージョンは10.12、コードネームはSierra。
多分ヨセミテ国立公園などを望むシエラネバダ山脈に由来、カリフォルニア州の地名シリーズが続きます。

Siriを搭載

・DockからSiriにアクセスできるようになります。
デスクトップ・コンピュータに向かって話しかける・・・ちょっとシュールですが、作業の手を止めずに、ネットで調べ物やiTunesの操作ができるようになるのは結構便利かも。

iCloud拡張

・Mac、iPhone、iPad間でクリップボードを共有できるようになります。例えば、iPhoneでコピーしたテキストや写真、動画を、Macに貼り付けることができます。
・Mac、iPhone、iPad、Windows PC上のデスクトップに置いてあるファイルやドキュメントフォルダーに入っているファイルを共有できるようになります。複数のマシンを使っている人には、うれしい機能です。
・使用頻度の低いファイルを自動的にクラウドに保存。ブラウザのキャッシュも定期的にゴミ箱へ移動。自動的に容量を減らし、ストレージドライブの空きを確保できるようになります。

現在、iCloudよりもDropBoxをメインに使っていますが、iCloudをメインにしようかなぁと思っています。iCloudストレージのプランは、5GB:無料、50GB:月額130円、200GB:月額400円、1TB:月額1,300円。しっかり活用するとなると5GBでは足りません。個人使用で1TBまではいらないと思うので、50GBにするか200GBにするか、ちょっと悩みどころです。

ピクチャ・イン・ピクチャ機能

・YouTubeやiTunesで再生中の動画を画面の片隅に置いて、他の作業ができるようになります。

オートログイン

・Apple Watchを身につけていれば、Macのロックを自動解除、瞬間的にログインできます。

タブ機能

・Macの純製アプリの一部にブラウザのように切り替えできる、タブ機能が追加されます。

Apple Pay対応

・買い物の決済を、Apple Pay経由で対応。認証はiPhoneのTouchIDに指を触れるだけ。試してみたいがために、買い物が増えそうな機能ですが、残念ながら日本は未対応です。

写真アプリに「メモリー」機能搭載

・顔認識に加え、モノや場所、シーンを認識してカテゴリー分けができるようになります。さらにカテゴリー分けされた素材で動画を自動生成。BGMまでつけてくれるという、おそらく今回一番の目玉なのではないかと思える機能が追加になりました。もちろんiOSでも対応。生成した動画はApple TVでも再生できます。

 

iOS 10

 

iPhone7発売の前に、最新のOS発表。より使いやすく、細部に至るまでチューンアップされています。

ios10

ロック画面を一新

・デザインが一新され、甲能も追加になりました。3D Touchを使って、写真や動画、天気、カレンダーを表示させたり、「メッセージ」アプリにアクセスして返信をしたりといったことが、ロックを解除せずにできるようになりました。
また、iPhoneを手に取るだけで画面が点灯。ボタンを押す必要がなくなりました。カメラは横方向へスワイプするだけで起動するようになります。

Siriとアプリの連携が可能

・サードパーティーにもSiriを解放。純正以外のアプリでもSiriを利用できるようになります。

Quick Typeで文字入力を効率化

・文字入力をする際に、文脈に合った情報を候補に表示。立江ば、「Aさんの電話番号は」と打つとAさんの電話番号を候補に表示してくれます。日本語対応は不明です。

マップアプリの改良

・カレンダーに登録した予定から、ルートの提案してくれたり、レストランの予約やUber(自動車配車サービス)の呼び出しができるようになります。

Apple Musicの一新

・使いにくかったUI(ユーザーインタフエース)をリニューアル。最近更新したライブラリの表示や、歌詞表示にも対応します。

ニュースアプリの改良

・残念ながら、いまだに日本未対応の「ニュース」アプリもUIを改良するそうです。

メッセージアプリ拡張

iMessageに、LINE スタンプのようなステッカー機能がつきました。さらにFacebookのようなリアクションもできるように。他にもURLのプレビュー表示、メッセージ内の動画再生、絵文字の拡大、予測変換、フキダシの変更、手書きメッセージの送信、全画面効果などなど、使い勝手が大幅にアップしています。

HomeKit用のホームアプリが登場

・iOSデバイスから自宅の家電を操作できる「HomeKit」専用の「ホーム」アプリを実装。電気やエアコン、監視カメラ、ドアホンといった電化製品の操作がiPhoneでできるようになります。

純正アプリが消去可能に

・全く使わないのに消すことができなかった、Appleの純正アプリ。ようやく消すことができるようになりました。
〈対応アプリ〉
 計算機・カレンダー・コンパス・連絡先・FaceTime・友達を探す・Home・iBooks・iCloud Drive・iTunes Store・メール・マップ・ミュージック・News・メモ・Podcasts・リマインダー・株価・ ヒント・ビデオ・ボイスメモ・Watch・天気

 

iPhone 4Sには非対応。さすがに2011年という7年前のハードを、最新の技術に対応させるのは厳しいと思います。

WatchOS 3

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本当にマイナーチェンジに終わっています。起動の高速化も今さら感満載。やはりジョブズの意向を無視したガジェットは、このまま失速していくのか。Apple Watch 2に期待です。

・「インスタント・ランチ」でアプリの起動が7倍高速に。

・「ミニー・マウス」「アクティビティー」といった新しいウォッチフェイスを搭載。

・サイドボタンを押し、右や左にアプリ画面をスライドすることで、アプリの切り替えを瞬時に行うことができる「Dock」機能を追加。

・心と体の健康のために、適度なタイミングで深呼吸を促す新しいアプリ「Breathe」搭載。深呼吸のリズムなども提示。

・下からのスワイプで「コントロール・センター」にアクセス。

・サイドボタン長押しで緊急電話を発信。

・「スクリブル(手書き)」機能搭載。

・車いすの人向けにアクティビティアプリが対応。

tvOS

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日本で市民権を得るのは到底無理だと思われるApple TV。私がどんなにMacファンでも、ケーブルテレビに入っちゃっているし、まったく不要。なのですが、Appleではかなり力を入れている製品。その使い勝手も地味にアップデートしています。

・Siri経由での番組内容検索が可能に。

・アプリから録画ライブ配信できる「ReplayKit」

・HomeKit対応機器のコントロールが可能に。

・iOS機でログインしていれば入力が不要となるシングルサインオン。

・明るいグレーのメニュー画面が、濃いグレーの画面になる「ダークモード」が追加。

・iOS機のキーボードやジャイロセンサーにも対応。ゲームコントローラー代わりなどとしても使えるようになりました。

WWDC 2016のまとめ

macOSとiOSに関しては、リスク承知で、毎回パブリックベータ版をインストールしているので、7月以降使ってみて、あらめて実際の使用感をレポートしたいと思います。

それにしても、もともと期待はしていなかったのですが、さすがにちょっとさみしいWWDC 2016。
秋のOSアップデートとともに訪れる、秋のApple祭りを楽しみに待ちたいと思います。

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