インフルエンザのABC。予防は注射でもマスクでもうがいでもない。2018年の流行に乗らないために。

今年もインフルエンザの季節がやって来ました。
私は成人してから、インフルエンザに罹った記憶がありません。
罹っていたのかも知れないけれど、あまり熱が出なかったり、熱が出ても病院にいかないで下がってしまったり、二日酔いだ〜といいながら1週間体調が悪かったり、実は気付かずに通り過ぎてしまってきたのかも。

それでも家族や会社の同僚と言った近いところにいる人たち誰かは、毎年インフルエンザを発症しています。
本当にみんな、高熱で辛そう。

 

それにしてもインフルエンザに罹らない方法は、ないものなのでしょうか。

 

インフルエンザの症状

こんな症状が出たら、インフルエンザを疑ってみましょう。

 

□ 突然、体調が悪化
□ 38 ℃を超す発熱
□ 関節痛、筋肉や全身倦怠感
□ のどの痛みや咳インフルエンザの種類

インフルエンザウイルスは、内部たん白質の違いからA・B・C型に分類されます。その中でも、大流行を引き起こすのはA型インフルエンザウイルス。A型インフルエンザウイルスは、その粒子表面に16種類のヘマグルチニン(HA)と、9種類のノイラミニダーゼ(NA)という糖タン白質を持っています。その組み合わせによって、16×9=144種類の亜型ウイルスが存在します。それぞれ抗原性が異なるため、予防接種は1/144の確率で当たるということになります。
さらに人から人への感染を繰り返すうちに、ウイルスが変異する可能性があり、その際はそれに応じたウイルスを開発しなければなりません。

 

インフルエンザとかぜの違い

インフルエンザは、主に感染者の「せき」や「くしゃみ」などによって放出されたウイルスを、吸い込んでしまうことで感染します。「くしゃみ」をした場合、1回で約100万個のしぶきが1メートル前後も飛び散るため、周囲にいる人に急速に広がります。普通のかぜよりも症状が重く、合併症を併発しやすく、短期間で爆発的に流行するため、注意が必要なウイルス感染症です。

 

インフルエンザを予防する3つの方法

 

感染を防御する

インフルエンザワクチンの接種によって、ウイルスに感染した人の発病あるいは重症化を防ぐ効果を期待するものです。日本臨床内科医会によるワクチン接種の有効性の検証では、過去13シーズンのA型およびB型インフルエンザに対するワクチン接種はインフルエンザに罹患する可能性を低下させたと報告しています。実際にはインフルエンザの流行を抑止できるような効果なんて、全くないのですが。

 

感染経路を断つ

ウイルスに感染しないようにするために、インフルエンザに罹っている人との接触をしないようにします。人混みはインフルエンザの温床。なるべく繁華街などへの外出は控えましょう。

□ 外出時はマスクを着用する。
□ 外出後は手洗い、うがいをする。
□ 適度な室温(20~22℃)と湿度(50~60%)を保つ。

 

マスク

日本でかぜ予防の代表的なものは「マスク」ですが、欧米ではほとんど使われていません。ウイルスはマスクを通り抜けるため、予防には無効とされているからです。ではまったく効果がないのかというと、そういうわけでもありません。ウイルスは寒く乾燥した場所を好みます。マスクをすると口内が温かく湿りるので、マスクを通ってきたウイルスの増殖を阻止することができるのです。とはいえその効果は大して期待できるものではありません。

 

うがい

うがいは日本独特の文化で、外国人には「うがい」ができない人も多いそうです。そんなうがいも、インフルエンザの予防にはあまり意味がないようです。インフルエンザウイルスは、気道の粘膜に取りつくと約20分で細胞内に取り込まれます。自宅に帰ってからのうがいでは、間に合わないことの方が多いのです。

 

手洗い

マスクもうがいも、その予防効果はそれほど期待できません。唯一頼りになるのが手洗いです。感染経路の多くが、ウイルスを持った人が触れたドアノブやトイレなどに触れてしまうというパターンなので、こまめな手洗いはかなり効果的です。ところが手の甲や爪の間などを、しっかりと30秒以上流さないとウイルスは流しきれません。毎回30秒の手洗いは難しく、ほとんどの人は10秒ほどといわれています。簡単な手洗いしかできない場合には、アルコール消毒液を擦り込む方法を組み合わせるのが効果的です。

 

抵抗力をつける

インフルエンザに罹りにくくするためには、体力や抵抗力を高める必要があります。

□ 十分な睡眠と休養をとる。
□ バランスのとれた食事をとる。
□ 健康的な生活習慣を心がける。
□ 十分な栄養を補給する。

栄養素としては、オリーブ葉エキス、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、βグルカン、ラクトフェリン、乳酸菌、ビフィズス菌といった免疫強化のアプローチが必要です。

 

ミネラル&ビタミン 免疫力を高めるために、第一に挙げるのはミネラルとビタミンの補給です。かぜを引きやすい人は、まずミネラルやビタミン不足を疑ってみること。ミネラルとビタミンは白血球の動きを活性化し、病原体が増殖するのを防いでくれます。かぜを引いてしまっても、ミネラルとビタミンを多めに取ることで、回復力を高めることができます。

オリーブ葉エキス

オリーブ葉エキスに含まれるオーレユーロペンという成分には、白血球の機能を活性化し、免疫力をアップする。ウイルス、細菌、真菌などあらゆる病原微生物を直接殺傷する。といった働きを持っています。ヒトの細胞にはダメージを与えず、耐性菌も作らないことから、妊婦さん、小児、高齢者まで安心して使用することができます。

 

ビタミンC

ビタミンC自ら病原菌を攻撃して、免疫力を高めます。またコラーゲンを生成することで、細胞を固め、ウイルスを体内に侵入させにくくします。

 

ビタミンA

病原菌などの侵入を防ぐバリアの役割をしている皮膚や粘膜を、健康に保つ働きがあります。皮膚や粘膜を正しく機能させることで、体全体の免疫力を高め、ウイルスなどの微生物から体を守ります。

 

ビタミンD

ビタミンDには免疫力を高めるといわれています。ビタミンD3(1200 IU/日)摂取で、季節性インフルエンザAの罹患率が下がったという報告もあります。
[参考文献]Urashima M, Segawa T, Okazaki M, et al. Randomized trial of vitamin D supplementation to prevent seasonal influenza A in schoolchildren. Am J Clin Nutr 2010;91:1255-60.

 

ラククトフェリン

細菌やウイルスは鉄がないと繁殖できません。ラクトフェリンの性質のひとつに、鉄を吸着する作用があります。この性質によって、細菌やウイルスが繁殖するのを阻止することが可能です。

 

β-グルカン

キノコや酵母などの細胞壁に存在する成分で、感染防御を担う免疫細胞を活性化して免疫力を高める効果があります。

 

インフルエンザに罹らないために

予防接種よりも、マスクよりも、うがいよりも、早く寝て、十分な休養をとって、栄養をしっかりとって、体力と免疫力を上げておくことが、インフルエンザの一番の予防になります。
ほとんど効果がない上に、副作用のおそれがある予防接種を受けるくらいなら、もっと根本的な予防方法として、日々の生活習慣をちょっと見直してみましょう。

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