コピーライター VS ブロガーの文章術、5つの違いがわかればコピーライターもブログを書けるようになる。

コピーライターとしてブログを立ち上げて9ヶ月。
セオリー通りに書いたいくつかの記事によって、なんとか月1万PVの壁は超えられました。
たった一つのバズった記事のおかげなのですが。

とはいえ、ほとんどの記事が一日1PVもあげられていません。

20年以上コピーライターとして文章を書いてきたにもかかわらず、検索されて、読まれる記事がなかなか書けない。

コピーライターの書く文章とブロガーの書く文章には、根本的な違いがあります。

そこを理解していないと、どんなに良い記事を書いても、コピーライターの文章作法では、PVをあげることはできないのです。

ブロガーを目指すコピーライターのために。

私が日々実感している、5つの文章作法の違いをお伝えします。

ターゲットが違う

年齢、性別、所得、消費マインド・・・
様々な定量的データで分類しているとはいえ、コピーを書く(=広告を制作する)上で設定されるターゲットは、かなりざっくりとしています。
そもそも広告の基本はマス・マーケティングhttp://koukoku-ya.com/ad-2/。不特定多数の人にアプローチして、どれだけ多くの人にアクションを起こさせることができるか、ということを考えて制作してます。

それに対して、ブログでは“ペルソナ”を設定します。年齢、性別、職業、年収、家族構成といった定量的なデータだけではなく、ライフスタイル、価値観、趣味嗜好といった定性的データまでを想定し、たった一人の完全なるターゲット=ペルソナを生み出します。そして、そのペルソナに向けて情報を発信するわけです。

コピーは、不特定多数の人に向けて、広く魅力的を伝える文章にする=ターゲットが遠いので、大きな声で気付いてもらうことが大切

ブログは、たった一人の人に向けて、平易な文章で語りかけるように伝える=ターゲットが近いので、伝わる言葉で共感を得ることが大切

広告とブログでは、書き手と読み手の距離感が圧倒的に違います。ブログに合わせた距離(=たった一人の、想定した読み手)に、文章を合わせる必要があるのです。

 

言葉の選び方が違う

コピーライターに求められるのは、新しい価値観の創造。
今までなかった概念や習慣、商品特徴を言葉に込めて発信すること。

新しい言葉を生み出すことが本分です。

コピーライターの性分として、どうしてもブログタイトルをキャッチコピーとしてとらえ、言葉の新鮮さや強さを求めてしまう。
ひとつの言葉に込める情報量が濃くなりがち。

ところが実際には、検索されることを狙ったキーワードを2つ、3つ、文字列に入れることの方が重要なのです。

コピーテクニックを駆使してどんなに魅力的な言葉を生み出しても、誰も知らない言葉や文字列は、金輪際検索されることはありません。

ブログを書く上で、新しい情報は必要ですが、新しい言葉は不要なのです。

 

デザインの重要性が違う

ブログは、書くテーマを決めたら、あとは文章を書き始めるだけ。
文字の改行や、写真や、イラストや、リンクといったデザイン要素も必要ですが、必須ではありません。
文章量も制限なし。適正量の目安はありますが、特に制限があるわけではありません。

コピーは、デザインありき。
媒体にあわせて文章を書くスペースが割り当てられ、レイアウトの枠に合わせて書いていく。
今では原稿の文字数に合わせてレイアウトを組むことも多くなっていますが、基本はレイアウトにぴったり合うように文字数を合わせて書きます。
キャッチフレーズにしても、ビジュアルとみ合わせて、相乗効果が得られる言葉を探していく。
文字の長さはもちろん、文字の見え方(漢字ばかり、ひらがなばかりになっていないかなど)までを考えて書いています。

コピーは、決められたスペースの中に、短いセンテンスで、どれだけ切れ味鋭い言葉を織り込むことができるかが勝負。

ブログは、制限がない分長くなりがちなので、どれだけ平易な文章で、最後まで興味をもって読ませることができるかが勝負。

制限がないから、いつまでたっても書き終わらない💦

気がついたら、本一冊分くらいの超大作になっていた。

コピーライターが陥りがちな罠です。

 

読まれるプロセスが違う

広告は、見ようと思って見るものではなく、見たいと思っていないのに見せられるもの。
「ターゲットが違う」の項目で書いたように、まずは気づいてもらい、注目してもらうためのインパクトが重要になります。

そこから様々な切り口で興味を抱かせて、伝えたい情報に誘導して、結論(=セールス)へ導く。

いきなり結論を伝えてしまっては、その情報が本当に有益なものだったとしても、大抵の場合は読んでもらえる機会を失います。

ブログは、目的を持って検索され、アクセスしてくるので、気づいてもらうプロセスは不要。
まずはアクセスしてくれた人が離脱しないように、必要な情報が書かれているということを、早めに伝える必要があります。

最初に結論を持ってくる。

もしくは何が書かれているのかを明確に伝える。

これがブログの基本です。

 

収益の方法が違う

ブログを書くだけでは、収益はあがりません。
アフィリエイトや物販、実店舗への集客など、情報をお金に変える手段が必要になります。
これがなかなか容易ではありません。書かないと稼げない。でも書いても稼げるとは限らない。

コピーライターは、お金をもらって書いています。
だから、稼げるかどうかわからない文章を書くことに、ちょっと抵抗があります。
まったく自己満足の日記ブログを書くのなら別ですが。

お金をもらって書くからには、それなりに客観的なクオリティが必要とされます。
なので、文章力にある程度プライドを持っていないと、継続していくのがしんどくなってきます。

つねにそれなりの文章力を保ちながらブログを書記続けるのって、きついです。
私のブログも、読み返してみるとハズカシイ文章がいっぱい見つかります。

その上、実はまったく稼げない。

ブログを書こうと思うと、キーボードを叩く指が、ホントになかなか動いてくれません。

ブログを書くためには、プロのライターというプライドを、いっとき捨て去る必要があります。

 

コピーライターがブログを書けるようになるために必要なこと

ネット上でコピーライターを名乗っている人たちと、リアルなコピーライターって、まったく別物です。

例えるなら

糸井重里 VS 神田昌典

電通 VS リクルート

クリエイティブ VS マーケティング

ネット上でコピーライターと名乗っている人たちのほとんど全てが、本来のコピーライターという文脈では語れません。
ターゲットが違い、言葉の選び方が違い、デザイナーと組んで仕事をしたことがなく、一人でも多くのアクセスを集め、そこで収益をあげる仕組みを考えることを目的としてきた、ネットだけの独自進化版コピーライターなのです。

というわけで、リアルなコピーライターは、ネットでのコピーライティングがまったく別物であるという認識を持って取り組まないと、もともと身についているライティングスキルを活かしきることができません。

もはやリアルなコピーライティングだけでは稼ぐことができない時代。
ブログを立ち上げ、オウンドメディアを構築し、収益をあげる。

リアルなコピーライターにとっても、それが生き残るための唯一の道だと思っています。

コピーライターがブログを書けるようになるために。
まずはコピーライターとしてのセオリーを、リセットすることからはじめてみましょう。

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